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マツダCX-3 ユーザーレポート 燃費は?長所は?短所は?


マツダのコンパクトクロスオーバー、CX-3はコンパクトなサイズながらスタイリッシュなデザインで、これまでにないマーケットを開拓した。2015年のデビューから4年、高い人気を誇っている。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところを見てみよう。

 マツダのCX系でもっとも小さいモデルがCX-3だ。いわゆる「コンパクト・クロスオーバー」をいうカテゴリーのクルマである。現行モデルが「初代」で、国内では2015年の東京オートサロンで発表。同年2月に発売になった。

現行DK5型(2015年〜)ディーゼルエンジン搭載モデル

 デビュー当時のCX-3は、1.5ℓ直4ディーゼルターボのSKYACTIV-D1.5のみという思い切ったエンジンラインアップでスタートした。駆動方式はFFとAWD。トランスミッションはMT/AT両方とも設定している。


 その後2017年7月には、2.0ℓ直4DOHCのガソリンエンジン(SKYACTIV-G2.0)を追加、2018年5月にはディーゼルエンジンを1.5ℓから1.8ℓのSKYACTIV-D1.8に変更している。これはパワーアップのため、というより実用燃費、エミッション性能の向上という面が強く、D1.5(105ps/270Nm)からD1.8(116ps/270Nm)と大きな出力アップはしていない。

XD Touring L Package FF(2015)

ニックネーム:yasuoka 年式グレード:平成27年/XD Touring L Package FF 性別:男性(60代〜) 居住地域:兵庫県

排気量:1.5ℓ トランスミッション:AT


平均燃費:15.7km/ℓ(月2~3回のゴルフ場への移動以外はほぼ近郊の移動)


長所:ディーゼルがもたらす必要充分なトルク。思い通りに曲がれるハンドリング。取り回しが良いボディーサイズ。


短所:後部座席のレッグスペースが狭い。ラゲッジスペースが少ない。




評価


外観:★★★★★ 飽きの来ないスタイリッシュな外観 


室内:★★★★☆ ダッシュボード等の質感が今一


走行性能:★★★★★ 高速、一般道いずれも必要充分なトルクで運転が楽


燃費性能:★★★★★ 安い軽油が嬉しい


装備:★★★★☆


満足度:★★★★★ 満足してます。


このクルマの購入を検討している人にひと言


「3人以上乗車することがなければお奨めの車です。」

XDツーリング AWD(2016)

ニックネーム:とらのすけ 年式グレード:2016年式 XDツーリング AWD 性別:男性(40代) 居住地域:茨城県

排気量:1.5ℓ トランスミッション:AT


平均燃費:18km/ℓ(チョイ乗り8割、月に2~3回50km以上のドライブ)


長所:ちょうど良いサイズ感(意のままに操れる感覚)。ディーゼルがもたらすトルク感あふれる加速。思った以上に燃費が良い。(チョイ乗り中心でも15km/L以上!)


短所:室内灯が前席と後席が連動していて個別操作ができない。タイヤ交換が高そう?(18インチ)




評価


外観:★★★★★ 国産車随一の秀逸なデザイン 


室内:★★★☆☆ シンプルで良い


走行性能:★★★★★ ディーゼルで力強い走り、またAWDの安定感を体感できます。


燃費性能:★★★★★ 軽油だし、文句なし!


装備:★★★★☆ 安全面の装備がすべて標準装備なのが、他メーカーとの違い


満足度:★★★★★ デザインが良くて、ディーゼルで力強くてしかも燃費が良い。こんな車は他に無い!


このクルマの購入を検討している人にひと言


「デザインが良くて、ディーゼルで力強くてしかも燃費も良い。こんな車は他にありません!購入するなら絶対ディーゼル(AWD)がお勧めです!」

XD PROACTIVE(2017.3)

ニックネーム:うさうさ 年式グレード:平成29年3月、XD PROACTIV 性別:男性(40代) 居住地域:徳島県

排気量:1.5ℓ トランスミッション:AT


平均燃費:22.2km/ℓ(郊外6割、高速3割、市街地1割)


長所:デザインに惚れました。ハイブリッドじゃないのに燃費がいい。


短所:デザインが凝りすぎて収納スペースが少ない。路面の段差の振動が大きい。




評価


外観:★★★★★ どの角度から見ても格好いいです


室内:★★★☆☆ デザインだけなら星5つだが、収納スペース特にボトルホルダーのペットボトルに左肘がよく当たるので星3つ


走行性能:★★★★☆ 急な上り坂や満員乗車でもスルスル加速するのが気持ちいい 


燃費性能:★★★★★ とても財布に優しいです


装備:★★★★☆ 安全装備も充実しており、不満なしです。マツコネは若干気になる点もありますが実用上困る事はなく好みの問題。


満足度:★★★★★ やはり買って良かったと思います。


このクルマの購入を検討している人にひと言


「デザインでツボにはまった人ならお勧めです。収納スペースの少なさや乗り心地の堅さなど、実用性を求めるなら他社の車がいいと思います。」

XD Lパッケージ(2017)

ニックネーム:きょんきょん 年式グレード:2017年式 XD Lパッケージ 性別:女性(50代) 居住地域:東京都

排気量:1.5ℓ トランスミッション:AT


平均燃費:17km/ℓ(都内だと14km/Lていど、高速で遠出すると20km/L台に乗る)


長所:コンパクトで取り回しのいいサイズ。トルクがあって走りやすく燃費の良いディーゼルエンジン。スタイリッシュなデザイン。


短所:乗り心地がドタドタ洗練されていない。後期モデルで装備されたが、ACCが停止まで対応していない。マツダコネクトが全然バージョンアップしない。




評価


外観:★★★★★ 外観が気に入って買ったのでここは満点。


室内:★★★☆☆ デミオからの乗り換えなので、今ひとつ新鮮さに欠ける。


走行性能:★★★☆☆ シャシー性能、とくに乗り心地の質感に劣る。


燃費性能:★★★★☆ ほぼ満足。


装備:★★★☆☆ 価格を考えるとアベレージ。


満足度:★★★★☆ デザインが気に入って買ったので十分満足。


このクルマの購入を検討している人にひと言


「コンパクトで取り回しのいいSUVの中では、もっともスタイリッシュな車だと思います。」

XD(2017)

ニックネーム:ワタボー 年式グレード:XD(2017年式) 性別:男性(50代) 居住地域:埼玉県

排気量:1.5ℓ トランスミッション:AT


平均燃費:13.2km/ℓ


長所:ディーゼルエンジンの燃費の良さ。


短所:煤の発生によるリコール。




評価


外観:★★★★☆  


室内:★★★☆☆ 


走行性能:★★★☆☆ 


燃費性能:★★★★☆ 


装備:★★★☆☆ 


満足度:★★★☆☆ 


このクルマの購入を検討している人にひと言


「ディーゼルエンジンは、買い物などのチョイ乗りだと煤が溜まってしまいエンジントラブルになるかもしれませんので気をつけてください。」

Exclusive Mods 4WD(2018)

ニックネーム: 井塚章文 年式グレード:Exclusive Mods 4WD (2018年式) 性別:男性(60代〜) 居住地域:埼玉県

排気量:1.8ℓ トランスミッション:AT


平均燃費:15.98km/ℓ(基本、街乗り)


長所:デザインが最高。ディーゼルに乗るとガソリンエンジン車に戻れない燃費の良さ。クロスオーバーSUVの視界の良さと立体駐車場に入れる車高の両立。


短所:荷室が狭い。後部座席の狭さ。値段の割にサスペンションが悪いのか乗り心地はいいとはいえない




評価


外観:★★★★☆  


室内:★★★★☆ 


走行性能:★★★★☆ 


燃費性能:★★★★★ 


装備:★★★★☆ 


満足度:★★★★☆ 


このクルマの購入を検討している人にひと言


「多くを望まないのであればマイカーとして、お気に入りのクルマになると思う」

現行DK5型(2015年〜)ガソリンエンジン搭載モデル

20s PROACTIVE S Package(2018)

ニックネーム:水田和弘 年式グレード:2018/20s PROACTIVE S Package 性別:男性(40代) 居住地域:兵庫県

排気量:2.0ℓ トランスミッション:AT


平均燃費:11km/ℓ


長所:ガソリンでも必要十分なトルク。ブレーキコントロールし易さ。小さいこと。


短所:ディーゼルに見劣りする燃費。小さいこと。




評価


外観:★★★★★  


室内:★★★★☆ 


走行性能:★★★★☆ 


燃費性能:★★★☆☆ 


装備:★★★★☆ 


満足度:★★★★☆ 


このクルマの購入を検討している人にひと言


「予算が許せばディーゼルが良いが、ガソリンでも後悔はしない。ドライバー複数の場合はパワーシートがお勧め。後席は試乗する事をお勧めするが、前席ポジションを普通に合わせたら、十分座れる。」

総合評価:スタイリング(外観)の良さとディーゼルエンジンの燃費が高評価

 CX-3の最大の魅力はデザインにある、というのは衆目の一致するところ。オーナーたちも外観デザインについては満足のようだ。これが室内のデザイン、質感になると外観ほどの満足度は得られていないことがアンケートからもわかる。平均点が「3.4」というのは、及第点という意味なのだろう。この時期のマツダ車に共通するマツダコネクトへの不満よりも室内の質感・デザイン・実用性の方が評価が低いというのは、やや意外だった。




 今回は7名のオーナー中、6名がディーゼルエンジンを選んでいた。やはりCX-3といえば、SKYACTIV-Dという図式はあるようだ。


燃費は、ディーゼル(D1.5/D1.8)の平均値が17.0km/ℓだった。現行型のWLTCモード燃費は19.0〜23.2km/ℓだから達成率は80%程度。しかし、個別に見ていくと、使用法によって燃費が大きく変わるのが見て取れる。




 総合の満足度は、43。現行のCX-5の4.7には及ばないが、オーナーの満足度は高い。

ユーザーの平均評価


外観:4.7


室内:3.4


走行性能:4.0


燃費性能:4.4


装備:3.7


満足度:4.3

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