12月3日、アウディジャパンはコンパクトSUVのQ2のラインナップにスポーツ性を高めた高性能モデル「SQ2」を設定し、同日より発売した。税込車両価格は599万円だ。
専用「Sスポーツ」サスペンション搭載で卓越したドライビングファンが味わえる
SQ2に搭載されるのは高出力な2.0L直列4気筒ターボエンジン。吸排気に可変バルブタイミング機構が採用され、300psと400Nmを引き出す。この高出力エンジンは7速DCT(Sトロニック)と組み合わされ、「クワトロ」システムを介して四輪に放たれる。4.8秒(欧州仕様値)の0-100km/h加速を実現する「SQ2」には、専用の「Sスポーツ」サスペンションが搭載され、卓越したドライビングファンが味わえる一台に仕立てられているのが特徴だ。
一方で、湿式の7速Sトロニックは、アウディ ドライブ セレクトで「エフィシェンシー」モードが選択されているときには、適宜クラッチを切り離してコースティング走行を行なうようになり、燃費向上に貢献する。
四輪駆動モデルのQ2は日本仕様では初めて。SQ2に搭載する「クワトロ」システムはセンターデフとして電子制御多板クラッチを備える方式で、前後トルク配分を適切にコントロール。前輪がグリップを失うとわずか数ミリ秒でクラッチを締結し、リアに駆動力を伝える。
スポーティなドライビング中には、ドライバーが操舵した瞬間には四輪駆動状態へと移行し、滑りやすい路面でも良好なコントロール性を発揮。またホイール セレクティブ コントロールが、コーナー内側のホイールに軽いブレーキをかけることで、スムーズなハンドリングに貢献する。
ボディカラーはデイトナグレー・パールエフェクトやクワンタムグレーなど、Q2ファミリーではSQ2のみで選択可能な色を含む全8色を用意。標準のインテリアはクロス/レザー仕様で、オプションとしてファインナッパレザー、そしてSQ2らしさを強調するSQ2インテリアデザインパッケージが選べる。これはファインナッパレザーのシートセンター地に、ロックグレー ステッチを施したマグマレッドを採用しており、さらにエアコン吹き出し口に付くレッドアクセントリング、マルチカラーアンビエントライティングを組み合わせる。