“あおり運転対策”に効果的なドライブレコーダーを紹介。今回は車内と窓から見える車両周囲をカバーする「360°カメラ型」3選だ。
※実勢価格は本サイト調べ。2019年11月28日現在
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
カーメイトd’Action360S DC5000……オープン価格(実勢価格:5万7000円前後)
やや大振りのボディには360°の画角を持つカメラが背中合わせに2台搭載され、水平、垂直ともに360°の「全天球映像」を記録。専用ブラケットでフロントガラスに装着するだけで、車内全体と窓から見える車両周囲の状況を一度に捉えることが可能だ。
操作は専用アプリをインストールしたスマホで行え、各種設定のほかマイクロSDに記録された映像の再生やダウンロードができる。
前面カメラ、背面カメラそれぞれが全天周映像を撮影し、これを専用アプリやPC向けビュワーソフトで自動的に合成して「全天球映像」として見せる。しかも独自のデュアルレック機能によってフルHD画質のフロント映像も同時に記録。
また、オプションを組み合わせればアクションカメラとしてアウトドアで使用したり、駐車監視録画なども実現する。
問い合わせ:カーメイト
電話:03-5926-1212
コムテック HDR-951GW……価格:3万9800円(税抜)
フロントガラスに本体を貼り付けるように装着できるコンパクトなボディは見た目がスマートで取り付けスペースも少なくて済む。背面部分には2.4型ディスプレイ、下端部分には角度調整が可能な水平360°/垂直240°の画角を持つ全天周カメラを搭載している。
ラウンド映像、2分割映像の2つの撮影モードを備え、ラウンド映像では円形画像を表示するほかパソコン向けビュワーソフト上での自由なスクロールが可能。2分割映像では車両前方と車内向きの映像を切り出して上下に並べて表示する。
一般的なワンボディ型ドラレ同様の操作性で、その場ですぐに記録映像再生ができ、設定も大型の操作キーで素早く行える。オプションの直接配線コードを利用すれば駐車監視機能が実現。当て逃げやドア開けなどの衝撃を検知して自動的に録画を開始する。
問い合わせ:コムテック
電話:0120-2727-87
ユピテル Q-03……オープン価格(実勢価格:4万6000円前後)
ユニークなスタイルのボディは球体の部分に360°の画角を持つカメラを搭載。本体に手動録画スイッチ以外の操作キーは無く、ディスプレイも装備しない。市販用というよりは業務用に近い成り立ちのモデルだ。
コンパクト(78×67×58mm)サイズのため目障りにならず、視界を妨げることもなくスマートにフロントガラスに装着が可能。球体の部分は装着車に合わせて角度調整が可能となっている。
記録映像の再生はWindowsパソコン向け専用ビュワーソフト上でのみ行え、汎用動画ソフトは一切利用ができない仕様だ。画面上ではドラッグ操作で見たい場所を自由に選べて動きもスムーズなど使い勝手に優れている。機能設定もソフト上で行い、セッティングデータをSDメモリーカードに記録する。
問い合わせ:ユピテル
電話:0120-998-036