イタリア・ミラノで開催されているEICMA 2019(11月7日~10日)。現地ショー会場から話題の情報をレポート。
REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)
トライアンフからは3台のニューモデルが登場。
まずは「BOBBER TFC」。TFC(トライアンフ・ファクトリー・カスタム)とはエンジンや足まわりを含む車体全体のチューニングに加え、カーボン・チタン・アルミ削り出し材などの高価なパーツを惜しげもなく使って熟練の職人によるハンドメイドで一台一台丁寧に作られた、トライアンフ自らがカスタムを手掛けた最高峰のプレミアムモデルのこと。今回の「BOBBER TFC」も10psの出力アップとそれに見合うオーリンズ製前後サスやブレンボ製ラジアルモノブロックなどが奢られている。世界限定750台限定という希少性も所有欲を掻き立てられはずだ。
また、伝統のカフェレーサーの最新作「THRUXTON RS」は水冷並列2気筒を最高出力で8psアップしつつ従来の「R」対比で6kgの軽量化を実現。ショーワ製のビッグピストンフォークやオーリンズ製リアショックを標準装備し走りのクオリティを高めている。
そして、ボンネビルT100 /T120に「 BUD EKINS Special Edition」が登場。これは映画「大脱走」でかのスティーブ・マックィーンのスタントを演じたバド・イーキンズの伝説を称える特別モデルで、1959年型ボンネビルにインスパイアされたスタイルが特徴。どのモデルも古き良き時代のノスタルジーを現代のセンスで美しく仕上げているのが印象的だ。
なお、以上3モデルの日本での発売時期は2020年3月頃を予定している。