第46回東京モーターショー2019のBRPジャパンのブースで、普通自動車免許で乗ることができるトライク2種が展示中。加えて同乗試乗が10月28日(月)~31日(木)にかけて実施予定だ。
REPORT/PHOTO●伊藤英里(Eri Ito)
今回の東京モーターショーで、BRPジャパンが展示するトライクは2種。『Can-Am Ryker 600』と『Can-Am Ryker Rally Edition』である。どちらも普通自動車免許、しかもオートマ限定免許でも運転が可能だ。BRPのトライクは前輪が2輪、後輪が1輪なので通常のトライクとは逆、という意味で、リバーストライクとも呼ばれるという。区分としては、側車付き2輪、いわゆるサイドカーにカテゴライズされる。車体としては2輪に区分される一方で、運転に必要な免許は自動車免許というから、なんともおもしろい。ちなみに、法律上はヘルメット不要だが、BRPジャパンとしてはヘルメットをかぶることは推奨しているとのこと。当然ながらスピードが出るので、安全面を考えてのことだという。
展示されている『Can-Am Ryker Rally Edition』は、ややオフロード寄りのデザイン性。足回りにも、そういった類のタイヤを履いている。ただ、オフロードというデザインを込みで楽しむ、という表現の方が合っているようだ。『Can-Am Ryker 600』の方はオンロードモデルで、排気量900のモデルもあるが、900の方は、今回の第46回東京モーターショー2019での展示はない。
操作としては、右手のスロットルと右側のブレーキペダルのみ。ブレーキは3輪連動だ。クルマでもない、バイクでもない、というこのトライク。最も近い乗り味は「カート」だという。ハンドルとフロントタイヤの感触が、ダイレクトに伝わってくるようなイメージということだ。かなり独特な乗り味、ということらしい。ぜひとも一度、体験してみたいもの。
実は今回の第46回東京モーターショー2019で、同乗試乗の機会が設けられている。10月28日(月)~31日(木)にかけて予定されており、場所はDRIVE PARKで、モデルはCan-Am F3 Limited。この機会に、トライクの乗り心地を味わってみるのもよさそうだ。