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最大トルク700Nmのスーパースポーツセダンと770NmのスーパークーペSUVがアルピナから登場


アルピナはワールドプレミアとなるG20型B3リムジン・アルラッドとジャパンプレミアとなるXD4アルラッドを発表した。

 B3リムジンは先にフランクフルト・ショーでお披露目されたB3ツーリングと同様に3.0ℓ直6ビターボエンジン(S58)にZFと共同開発した8速ATを組み合わせたAWDモデルだ。現状ではRWDモデルの予定はないという。ベースとなるのはM社製エンジンというだけあって、ターボチャージャーや冷却システムを改良することで340iの最高出力387ps/5800rpm、最大トルク500Nm/1800-5000rpmに対して、それぞれ462ps/5000-7000rpmと700Nm/3000-4250rpmと大幅な向上を実現した。

 0-100km/h加速は日本における販売元のニコル・オートモビルズ合同会社の最高経営責任者C.H.ニコ・ローレケ氏によれば911カレラよりも速い3.8秒を誇り、アルピナでおなじみの巡航最高速度は303km/hを謳っており、まさにスーパースポーツセダンに相応しい性能を持っている。



 一方のXD4アルラッドはすでに2018年ジュネーブ・ショーでデビューしたアルピナ初のクーペSUVである。搭載されるのは3.0ℓ直6クワッドディーゼルターボでZF製8速ATを組み合わせるアルピナ初となるクーペSUVである。

 ディーゼルだけあって最大トルクは驚異の770Nm/1750-3000rpm、最高出力は388ps/4000-5000rpmを発揮する。それぞれ3.0ℓ直6ビターボエンジンを搭載するXD3アルラッドよりも最大トルクで70Nm、最高出力で55ps上回る。こちらは0-100km/h加速4.6秒、巡航最高速度は268km/hという。

 B3リムジン・アルラッドの生産は2020年春からを予定しており、販売は秋からになるという。日本における販売元のニコル・オートモビルズ合同会社の最高経営責任者C.H.ニコ・ローレケ氏はニコルが手がけて日本で販売されたアルピナ車は累計で5500台に上るといい、今年も200台を販売見込みだという。来年はさらに飛躍することを宣言していた。

アルピナB7リムジン・アルラッド
アルピナXD3アルラッド


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