6月19日、PSAグループはフルモデルチェンジを受けて二代目となった新型「プジョー2008」を発表した。市場には2019年末から欧州を皮切りに導入される見通しだ。
新世代プジョー・デザインと先進装備を採用
新型208(日本未導入)と同様に新世代のCMPプラットフォームが採用された新型2008のボディサイズは全長4300×全幅1770×1550mmで、ホイールベースは2650mm。従来型と比べて141mm長く、30mm幅広く、20mm低くなった。ホイールベースは10mm拡大している。
ボディサイズの拡大に伴い、荷室の容量もアップしている。従来型の360Lに対して新型は405Lを確保。さらに新型では荷室アンダーフロアに29L分の収納スペースが確保された。
ガソリンエンジンは3種類のスペックを設定する1.2Lターボを設定。100ps/205Nm仕様と130ps/230Nm仕様、そして155ps/240Nm仕様で、エンジンに合わせて6速MTまたは8速ATを組み合わせる。
ディーゼルエンジンは100ps/250Nmまたは130ps/250Nmの2種類のスペックを設定する1.5Lターボをラインナップ。前者には6速MTを、後者には8速ATが搭載される。
このほか、新型2008にはピュアEV仕様となる「e-2008」も設定。こちらには134psと260Nmを発揮するモーターと50kWhのバッテリーを搭載。WLTPモードで310kmの航続距離のほか、150km/hの最高速度を実現している。
内外装のデザインは新型208や508などと同様に、新世代のプジョー・デザインが反映。ボディフォルムとしては現行の3008や5008を踏襲したイメージだ。
そのほか、新型208から導入された10インチワイドディスプレイを組み合わせる新世代の「i-コックピット3D」を採用したほか、先進の運転支援機能やコネクティッド技術が惜しみなく導入されている。