ホンダの純正部品やバイク用パーツ&アイテムを手掛ける「ホンダ・アクセス」がプロデュースした、カブ用外装パーツの「カブラシリーズ」。このパーツを装着したカブカスタムは、「カブラ」と呼ばれたことでも有名。カブをオシャレにアレンジした「カブラ」を振り返ってみよう。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
撮影協力●ホンダコレクションホール
PHOTO●4ミニ.net https://4-mini.net
ホンダ・アクセスがプロデュースしたカブ用外装パーツ、「カブラシリーズ」は、1996年(平成8年)に発売。
カブラは、テールカウル付きのシングル風シート、スッキリしたフォルムに仕上がるレッグカバー、ボリューム感溢れるリヤフォルムを演出するサイドカバーなど、個性溢れるパーツで構成。カブをオシャレに乗りこなす都市部のライダーを中心に、高い人気を誇った。
カブラはパーツ単体に加え、車両込みの限定バージョンもリリース。1998年(平成10年)には、リトルカブをベースにしたリトルカブラも登場した。
写真上の2台は、「カブラスポーツ 9アイテム(シルバー)」と「カブラスポーツ 4アイテム(プラズマイエロー)」。両車は1996年に配布されていたカタログに“限定バージョン”として紹介されていた。
幻の超個性派モデル「アメリカブラ(Americubra)」とは?
東京モーターサイクルショー1999(平成11年)に市販予定車として参考出品された「アメリカブラ(Americubra)」。ベース車両は、前後14インチホイールのリトルカブ。
ティアドロップ型ガソリンタンク風のレッグカバー、カスタムシート、黒革のサイドバッグ、メッキ処理されたエアクリーナーなど、アメリカンテイストをふんだんに盛り込んだ、ワイルドな外観がポイントだ。
残念ながら「アメリカブラ(Americubra)」は市販されることなく、幻のモデルに終わった。