
月間登録台数:NO DATA
現行型発表:18年4月(一部改良/新エンジン追加 18年12月)
JC08モード燃費:14.9km/ℓ ※ディーゼルエンジン車
レポート●蔵田智洋(KURATA Tomohiro)
フォト●平野 陽(HIRANO Akio)/中野幸次(NAKANO Koji)
モデル●竹田 愛(TAKEDA Ai)
全幅1900㎜ 全高1650㎜ ミラー・トゥ・ミラー2090㎜ | 開口高705㎜ |
全長4410㎜ 最小回転半径5.6m■主要諸元 R-DYNAMIC HSE(P300)
全長×全幅×全高(㎜):4410×1900×1650
室内長×室内幅×室内高(㎜):―
ホイールベース(㎜):2680
トレッド(㎜) 前/後:1635/1640
最低地上高(㎜):204.2
車両重量(㎏):1930
エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ
総排気量(㏄):1995
最高出力(kW[㎰]/rpm):221[300]/5500
最大トルク(Nm/rpm):400/1500-2000
燃料タンク容量(ℓ):68(プレミアム)
トランスミッション形式:9速AT
駆動方式:4WD
タイヤ・サイズ:245/45R20
最小回転半径(m):5.6
JC08モード燃費(㎞/ℓ):10.9
車両本体価格:749万円
乗降性
前席:助手席シート高710㎜ ステップ高460㎜ | 後席:シート高715㎜ ステップ高470㎜ |
クーペルックでAピラーは寝ているが、それほど気にならない。前後席ともに立ち上がるのにちょうど良いシート高で、乗り降りは楽にできる。後席の足元はやや幅が狭いが見た目ほどは気にならず、頭まわりは余裕がある。
兄貴分のF-PACEより全長で330㎜、ホイールベースで100㎜短い、ロングホイールベ ース、ショートオーバーハングのスポーツデザインはピュアスポーツカー「F-TYPE」からインスピレーションを得たもの。先進安全装備
レーンキープアシスト、ドライバーコンディションモニター、360°サラウンドカメラシステム、フロント/リヤパーキングエイドが標準装備。エマージェンシーブレーキアシストも装備する。歩行者用エアバッグも標準装備。ボディカラー

インパネ
レッド/ブラックのスポーティな配色、ドライバーを包み込むような心地良いタイト感があるラップアラウンドコックピットデザインにF-TYPEからの流れを感じる。質感の高い9速ATのスティック式セレクター。メーターはフル液晶タイプ。エボニースエードクロスヘッドライニングはルーフとインテリア全体の質感を大きく向上させる。居住性
後席:背もたれは起き気味で姿勢正しく座る感じだが、足元、頭上ともに十分な広さがある。サイドウインドウはやや小さめで、後方に三角窓を持つ。シートやドアトリムは丁寧に仕立てられており、妥協は感じられない。 | 前席:パーフォレイテッドマーズレッドウィンザーレザーのスポーツシートは運転席、助手席メモリー付きの電動18ウェイ調整式でシートヒーター&クーラーのセットオプション。座面は硬めでドラポジはスポーティな印象。 |
ラゲッジルーム
通常時:奥行き810㎜
後席格納時:奥行き1600㎜ 幅1050㎜ 高さ700㎜通常時で奥行き810㎜、容量577ℓとF-PACEを凌ぐ容量を誇る。6対4分割可倒式のシートを倒せば奥行き1600㎜、1234ℓまで広がり長尺物や大きな荷物を積むことができる。電動テールゲート装着車はリヤバンパーの下で足を動かすことでゲートの開閉が可能だ。オプションの可動式バーがあれば荷物も動かない。
うれしい装備
固定式またはスライド式から選べるオプションのパノラミックルーフは後席頭上近くまでの広い面積で明るい光を車内に取り入れ、開放的な空間を演出する。
防水のリストバンド型アクティビティキーをジャガーエンブレムに近付ければリヤパワーゲートが開く。鍵を置いたままでも反応するので便利。
カラーヘッドアップディスプレイにはACCやナビ、車速、エンジン回転数などの情報を表示できる。視線移動が少ないので安全運転に貢献する。
2019年モデルはAI学習機能でドライバーの好みに応じて、温度設定やシート位置などを自動調整する「スマート・セッティング」を標準装備。
ダイナミックモードではアクセルレスポンスは鋭く、ギヤシフトはより軽快で高回転まで使用し、ダンパーは硬く、ステアリングも重みを増す。
頭上にSOS緊急コールスイッチを配置。万一の事故や体調に異変が起きた際にボタンを押せばコールセンターへとつながる。
センターコンソール後端にはリヤ用シートヒーターのスイッチと5VのUSBを3個装備するなど最大5つのUSBを装備する。
荷物が動かない様に形状に合わせて位置や角度を調整できるラゲッジスペースレール+リテンションキットをオプション設定。エンジンは全4種類を設定
高出力バージョンの「P300」は最高出力300㎰、最大トルク400Nmを発生し、0-100㎞/h加速6.4秒の俊足。通常時の駆動力を前:後=50対50、安定した路面での巡航時は前輪100%の配分として燃料消費を抑えるアクティブ・ドライブラインを標準装備。先進機能に優れた100台限定の特別仕様車
デビューから1周年を迎えた「E-PACE」の特別仕様車「E-PACE CONNECTED」(469万円〜)が発売。AI学習機能を備えたスマートセッティングや4G通信可能なWi-Fiホットスポットなど、先進のコネクティビティ機能を標準装備する。バイヤーズガイド
SE「R-DYNAMIC」を選ぶにはちょっとカジュアルなキャラクター過ぎる(つまりあまり派手じゃない方が格好良い)ので、ノーマルタイプをまずはチョイス。回して楽しむというより街中でもグイグイと走らせたいので、パワートレーンは躊躇うことなく「D180」を選ぶ。トリムレベルはお好みで、というわけで中をとって「SE」くらいでOK。いっそ素でも良いけれど。
ガソリン車は「P200」が追加され、「P250」「P300」と出力の違いで3種類。低燃費と力強い走りのディーゼルと合わせて4種類のエンジンを持つ。「R-DYNAMIC」はスポーツカー的な仕立て。「S」以上は本革シートを装備し、ラインナップは全30機種に拡充。