新型ハイエースが、ついに日本の道を走った! いまのところ海外専用モデルとされている新型ハイエースだが、東京の、それもトヨタ本社に運ばれてくる瞬間を本サイト記者が激写したのだ。初めて本物を目の当たりにした印象は「とにかくデカイ!」というもの。それにしても、なぜこのタイミングでトヨタ東京本社に運ばれてきたのだろうか?
これまでのハイエースとは別モノのスケール感
現場に居合わせた記者によれば、「とにかくデカイ」とのこと。これまでのハイエースとはまったく別のスケール感で、マイクロバスと大型ミニバンの中間といったイメージだそう。
目撃した車両は左ハンドル&MT仕様で、明らかに日本向けのパッケージングではない。確かに新型ハイエースがワールドプレミアされたフィリピンは右側通行の左ハンドル市場だ。
ただ、ハイエースの最重要マーケットとされているタイ王国をはじめ、東南アジアの多くの国は日本と同様に左側通行の右ハンドル市場であり、新型ハイエースにも当然ながら右ハンドルが用意される。にもかかわらず左ハンドルが上陸したのはどういうことか?これが右ハンドル+ATだったら「いよいよか」と期待も高まるのだが……。
ウインドウに貼られていたコーションステッカーには、英語、ロシア語、アラブ語の表記が。
これだけ多くのマーケットで販売されるのだったら、日本で売ってくれてもいいではないか。
画面処理を施しているが、実際には仮ナンバーを付けていた。
この車両は14名乗り仕様だった。つまり日本の普通免許では運転できない。これも、日本導入への布石……の可能性を否定している?
ただ、まわりにはトヨタの関係者も警備員もたくさんいたのに、これだけ堂々と撮影していても誰も何も言ってこないのはどういうことなのか? ハナから売る気がないから放置なのか? いやいや、それだったらわざわざ日本に持ってくることはないだろうし、東富士のような開発拠点付近ならまだしも、東京本社の、それも人目に付く場所に堂々と置いていたのも謎だ。
いずれにせよ、まだ憶測の域を出ないが、新型ハイエースに関して日本でも動きがあったのは事実だ。なんとか導入してもらいたいものだが、その期待がにわかに高まる遭遇劇だった。
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