今年も花粉症の季節がやって来ました…。ヘルメットの中でツバを飛ばしながらクシャミを連発、ダラダラと垂れ流し状態の鼻水、眼球を取り出して丸洗いしたいほどの目のかゆみ。こんな状態では運転に集中できず、非常に危険。つらーい花粉症からアナタを守ってくれる、便利なグッズやアイテムをご紹介します♪
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
※注:商品の詳細や価格は2019年2月現在のもの。価格はすべて8%税込み。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭痛etcを引き起こし、日常生活に支障をきたす.……花粉症はもはや社会問題です!
一般的に花粉の大きさは、直径約30マイクロメートル(1mmの1000分の1)の小ささ。花粉は直接体内に入るのではなく、粒子の中に含まれた成分が鼻水や涙で溶解。これらが鼻や目の粘膜を伝わって体内に侵入し、アレルギー反応を引き起こす。
花粉症を防ぐには、まずマスクやメガネ等で鼻や目を徹底的にシャットアウトすること。でも風圧を受けて走るバイクの場合、通常のマスクやメガネでは花粉の阻止はなかなか厳しい。
そんな逆境に心強い、ライダー向けのアイテムをズバババッと集めました!
バイク乗りの定番アイテム!機能性とデザインを両立させた 「レスプロマスク」
スポーツマスクのパイオニア、イギリスのレスプロ社が開発した「レスプロマスク」。花粉や排気ガスなど“体によくない”外気から身を守るために設計された、究極の有害微粒子対策用マスクだ。
バイクユーザーはもちろん、自転車ユーザーからも絶大なる人気を獲得しているレスプロマスクのポイントは、
・高い弾力性と伸縮性を誇る密閉に優れたアウターシェル(合成ゴム)を採用
・様々な汚染大気に対応する高機能フィルターを装備(フィルターは3種類あり)
・独自の「ワンウェイバルブ」の採用により、外気の流入を抑制しつつ、マスク内での呼気や湿気を排出。これによって楽な呼吸と快適な着用感を実現
機能性はもちろん、バイクのヘルメットともばっちりコーディネイトできる、スポーティーなシルエットにも注目だ。
バンダナ風の「バンディッドスカーフ」
スポーツマスクのパイオニア、イギリスのレスプロ社が開発した、オシャレなバンダナ風のコットン生地を採用したマスク。口の当たる部分に、「シティマスク」にも採用のDACCフィルターを内臓。シティマスク同様、花粉や排気ガスなどの微小粒子をガッチリ吸着。ノーズクリップ&チンストラップによって密閉性も抜群。
「シティマスク」との違いは、どんなフルフェイスヘルメットにも干渉せず適合するということ。もちろん半キャップ型やジェット型と組み合わせるのもよし!
花粉から目をきっちりガード「ライディンググラス」
花粉から目を守ってくれるアイテムといえばゴーグル。確かにゴーグルって便利なんだけど、もっと手軽に使えるものはないかなあ…。なんて思っていると、ありました! サングラス感覚で使えるオシャレなアイテムが♪
写真は花粉もがっちりガードしてくれる、着脱式のフェイスパッドを備えた「ライディンググラス」。ポイントは花粉やホコリの侵入を防いでくれる着脱式フェイスパッドを装備している点。
フェイスパッドのウレタンスポンジ部はフェイス面との密着性もよく、かけ心地もGOOD。半キャップでの使用はもちろん、シールド付きのジェット型ヘルメットやフルフェイスヘルメットとの供用で、花粉を徹底的にシャットアウトしてみるのもオススメ。ファッション性の高い、オシャレなシルエットにも注目!
ノーズパッドとテンプルの角度も微調整可能「シールドグラス」
フィルター交換も可能「WIC.クール フィールドマスク」
アウトドア界の重鎮、モンベルからリリース。花粉や黄砂が気になる時期のハイキングや、サイクリング時の粉塵対策など、オールシーズン活躍する高機能マスク。
通気性に優れた生地を使用しているために呼吸がしやすく、顔のラインに沿う立体裁断に加え、鼻の形状にフィットする樹脂製芯材を入れているため、メガネやゴーグルが曇りにくいのが特徴。フィルターは交換可能。
■発売元:モンベル
https://webshop.montbell.jp
雨にも強い「AK-099 ネオプレンN95フィルターマスク ロング」
排気弁付き&折りたたみ式「ヘッドバンドタイプ使い捨て式防じんマスク」
口元には花粉フィルターを装備「NAROO MASK F9F」
口元は花粉フィルター、首は防寒素材のフルフェイスヘルメット対応マスク。F9Fは冬季のオートバイ用フルフェイスヘルメットやジェットヘルメット着用時にインナーとしてのご使用を想定したモデル。
呼気が出入りする口の部分には、花粉をブロックする高性能フィルターを搭載。目元にはマスクとを密着させるノーズクリップがマスク内に組み込まれており、花粉やホコリの侵入を阻止。
頭を覆う部分は、アメリカデュポン社の接触冷感素材TACTELを使用し、ヘルメット内部を快適な状態にキープ。伸縮性に優れ、薄くてツルッとした質感のため、タイトなバイク用ヘルメットでも着用可能だ。
首元の部分は防寒素材、マスクの内側は裏起毛素材を使用。サイズはフリー。
■発売元:NAROO MASK Japan
https://www.naroomask.jp
派手さで勝負!「フェイスマスク 花粉対策 UVカットマスク バラクラバ」
呼吸をさまたげないメッシュ素材「スワンズ SSM-005」
排ガス、花粉、黄砂、ウィルスを含む飛沫物等から身を護る、アウトドアシーンに最適なスポーツマスク。速乾、抗菌、UVカットで、快適なインナーは呼吸をさまたげないメッシュ素材を使用。
バンダナ部分が長く、紫外線も首元までしっかりガード。後頭部バックルを2箇所にすることで、サングラスフレームとの干渉を軽減してくれる。
排気弁を採用し、熱気のこもりを低減。活性炭入りなので、悪臭も防止。
■発売元:山本工学
https://www.yamamoto-kogaku.co.jp
耳掛けタイプでズレにくい!「NM-F5 NAROO MASK F5 フェイスマスク UVカット 防塵」
高性能フィルターを備えたフェイスマスク。排気ガス、PM2.5、黄砂などを効果的に遮断し、快適なアウトドアアクティビティに貢献してくれる。
内側に大型フィルターを備え、呼吸用浮動バルブ弁機構で排気時は弁がオートオープン。吸気時はオートクローズし、効果的に呼気をコントロール。
メイン素材は、軽く優れた吸汗速乾性を持つX-FIBERを採用。オートバイはもちろん、自転車、登山、スキー、スノーボードなどアウトドアスポーツ全般におすすめ。呼気用予備フィルター3枚付属。
■発売元:ラフ&ロード
http://www.rough-and-road.co.jp
お求めやすい価格に注目!「スワンズ SSM-02 スポーツマスク スポーツタイプ 」
ヘルメット内を徹底的に除菌「プラズマクラスター」
くしゃみや鼻水、涙で汚れたヘルメットには専用の脱臭除菌&消臭機。ヘルメット消臭機にヘルメットを設置してスイッチONすると、本体前面より空気を取り入れ、ヘルメット内に直接プラズマクラスターイオンを放出するしくみ。
ヘルメット専用設計だから、フルフェイス・ジェット・ハーフなど、どんなタイプのヘルメットでも効率よくプラズマクラスターが消臭・除菌してくれる。
■発売元:デイトナ
https://www.daytona.co.jp
マスクに塗るだけ!「モリラボ 花粉バリアスティック」
スプレーで花粉をシャットアウト「アレルシャット 花粉 イオンでブロック」
顔や髪の毛に直接スプレーするだけで、目や鼻、口から花粉やPM2.5が侵入するのを防いでくれる。お肌に優しい、アルコールフリー(アルコール不使用)タイプ。
■発売元:フマキラー
https://www.fumakilla.co.jp
鼻の奥まで洗浄!「アレルシャット 鼻シャワー ミストタイプ」
バイク乗車時はもちろん、春のお出かけ時には必ず携帯しておきたいアイテム。成分濃度が体液に近い洗浄液。鼻の奥まで、花粉やPM2.5、ウイルスや雑菌をしっかりと洗浄できる。
■発売元:フマキラー
https://www.fumakilla.co.jp
免疫を高めて花粉をシャットアウト「ボディメンテ ドリンク」
飲んで免疫力アップ!「守る働く乳酸菌」
携帯必須!お肌に優しい「ローションティシュー 肌うるる ポケットタイプ」
花粉予防にも最適「ノアール Pガード点眼液」
小物(=ティッシュ)が取り出しやすい「デジバッグプラス ワンショルダー」
ポケットティッシュや目薬など、小物の収納や出し入れに便利な「スマホポーチ」を備えたバッグ。ツーリングはもちろん、日常でも使える斜め掛けタイプ。
小型バッグながら、ツーリングマップル等を収納できるワイドな開口部を採用。バッグを装備しながらレインコートも着用できるスリムフォルムが特徴。容量は2.5L、最大収納重量は2.0kg、本体重量は0.54kg。
■発売元:タナックス
https://www.tanax.co.jp
タンクバッグにもなる「F-ウエスタブルタンクポーチEX」
花粉症グッズの収納に便利な2WAYバッグ。バイク乗車時は8inまでのデバイスが収納可能なNAVIタンクバッグとして、バイクを降りればウエストバッグとして使用できる、使い勝手がよくファンクショナルなつくりがポイント。
タンクバッグとして使用する時は、フロント面をトップクリアのNAVIスペースにし、その下にグローブをしたままでもコインの取り扱のしやすい、大きなコイン収納スペースを用意。バイクを降りた後は、フロント面を上下入れ替えることでウエストバッグに早変わり。
メインスペースには小物ポケット、カード収納スリット、ペン収納、大型スリットとバッグ内の仕分けもし易い多彩なポケットを用意。身の回りの貴重品収納に最適だ。
■発売元:ラフ&ロード
http://www.rough-and-road.co.jp
メガネ派のアナタに!「オーバーグラスゴーグル」
メガネ愛用者も、ゴーグルの装着で花粉を阻止! 写真はメガネの上から着用可能なゴーグル。上下にメッシュ素材を使用して通気性を確保し、気温差よるレンズの曇りを抑止。バンド内側には滑り止めを加工を施し、ヘルメットの上から着用してもズリ落ちない構造となっている。
レンズはUVカット仕様で、アンチフォグ加工済み。従来のゴーグルに比べ格段に曇りを軽減させることに成功している。メガネの形状や大きさによっては、ゴーグル内に収まらない場合あり。
■発売元:ダムトラックス
http://www.dammtrax.com
鼻づまりに効くっぽい!? 「透き通ったミントのおいしいのど飴」
■番外編■花粉の季節はツルツル&ナイロン系のアウターを着用すべし!
花粉の季節にバイクで走行=花粉をたっぷり浴びて走っているということ。家に帰ってきた時は、まず家の外で髪の毛や顔、そして衣服に付着した花粉を念入りに払い落とし、部屋に花粉を入れないことが大切だ。
早朝のくしゃみや鼻づまりの原因のひとつは、衣服に付着した花粉が床に落下するため。トイレ等で夜中歩くことにより花粉が浮遊する。
注意したいのが、フリースやセーターなど“毛並系”のウエア。これらは花粉を吸い込みやすく、払っても落ち切らない場合が多い。
そのためバイクに乗る場合は、花粉を吸い込みにくく、しかも払い落としやすいナイロン系のウエアをオススメします。