北11ホールで目にした見慣れない3輪車。
CSOコーポレーションが出展したのは、
タイで市民のアシとなっているトゥクトゥクだ。
が、フレームむき出しのシャシーを見てみると、
そこにはありえないエンジンが収まっていた(笑)!!
昨年の東京オートサロンにVR38DETTを搭載した200系ハイエース、通称“ビタボン号”を出展し、話題を集めたCSOコーポレーションが今年もやってくれた。
まだ製作途中だが、タイの街を走り回ってるトゥクトゥクをベースに、もともと搭載されていたダイハツの660ccエンジン+ATを降ろして、なんとRX-8の13B-MSPエンジンを載せてしまったのだ!
その作業を行なったのはFNATZ田中さん。
いわく、「エンジンはオーバーホール済み。NAっていっても200psくらいあるから、載せるにあたってまずフレーム補強をしたでしょ。それと、エンジンの真上に運転手が座るから、できるだけエンジン高を抑えたい。なもんでインマニをつくったり、オルタネーターの位置を変えたり…まぁいろいろやったね」とのこと。
ちなみに、エンジンはLINK ECUでのフルコン制御を予定しているというから本格的だ。
組み合わされるミッションは“ビタボン号”で使われていたハイエース用5速MT。それを、RX-8用ベルハウジングを加工してドッキングしている。
「リヤのホーシングは何用か忘れちゃったけど、たしか軽トラのだよ」と田中さん。
各部に、ドナーとなったRX-8の痕跡が…
CSOコーポレーションでは、このトゥクトゥク改13B-MSP仕様を車検対応に仕上げ、ナンバー取得を考えている。
「200psの3輪車って走らせたらコワそう…」という、実にごもっともな意見もあるだろうけど、「ロータリーサウンドを放ちながら街中を疾走するトゥクトゥクの姿をぜひとも見てみたい!」という思いの方がはるかに勝っているのは紛れもない事実だ(笑)。