＜2軍教育リーグ：阪神－広島＞◇1日◇日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎
阪神門別啓人投手（20）が、初の開幕ローテ入りにまた1歩近づいた。阪神2軍の新本拠地、兵庫・尼崎市の「ゼロカーボンベースボールパーク」内に新設された「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」が1日に開業。オープニングゲームとして開催された2軍教育リーグの広島戦で開幕投手を託された左腕が4回を0封し、今春実戦の無失点を4試合11イニングに伸ばした。
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＜阪神2軍新球場の開業初日＞
◆始球式 岡田彰布オーナー付顧問（67）が背番号80のユニホームでワンバウンド投球を披露。「久しぶりや、ボール投げたんわ。（始球式は）4、5年ぶりぐらいちゃうか。（球団創設）90周年にできてよかったよ」と笑顔。
◆君が代独唱 演歌歌手で阪神ファンの丘みどり（40）が試合前セレモニーで、阪神カラーの黄色の着物で歌い上げた。「ありがたいです。大の阪神ファンで心を込めて歌わせていただきました」と感激。試合後にはファンと一緒に六甲おろしを合唱した。
◆ファン殺到 観戦無料だった鳴尾浜球場（同県西宮市）とは異なり、最大約4400人収容可能で、この日の教育リーグの入場券の一般料金（変動制）は内野指定席で大人が2000円。それでも臨時開放した1000円の外野席も含めてチケットは前売りで完売。4178人が来場した。猪名川町在住の20代女性ファンは「めっちゃきれいで広い。何日も何回も通いたい」と大興奮だった。2日広島戦のチケットも前売りで完売している。
◆店舗も大盛況 メイン球場1階にオープンしたグッズショップ「Tigers Shop next」には大行列。選手寮で長年親しまれてきた「虎風荘カレー」（950円）や「平田ファーム監督弁当」（1500円）など限定メニューも発売された。
◆距離が近い 球場と室内練習場をつなぐ通路はファンとの距離が近い。門別は「頑張ってと声をかけてもらうと気持ちが入る。すごくいいなと思う」と笑顔だった。
◆記念品配布 新球場開業を記念して、「ゼロカーボンベースボールパーク」のシンボルマークがデザインされた「開業記念ブランケット」が入場者全員にプレゼントされた。
