今日(1月11日)から開幕した東京オートサロン2019。花壇自動車大学校では、「こんなスクールバスがあったらいいな!」のひと言により開発が始まった、ハイエースベースのカスタムモデルが展示されている。
和風モダンをテーマに市松模様などをデザイン
学校所在地である宮城・仙台を意識し、市松模様をベースに仙台七夕や伊達家の家紋である「竹と雀」をあしらったボディペイントが施されている。さらに、ボンネットやバンパー、グリル、リヤに目を向けるとゲートのスムージングといったボディメイクにも目を奪われる。
ベース車両はKDH223B型ハイエース。ボディサイズが大きいため、下地処理から始まったペイント作業はなかなかの重労働だったとか。また、塗料も、学生たちが試行錯誤しながら配合を考えたそうで、色を出すのに一苦労だったそうだ。
そんな見どころ十分のエクステリアだが、「インテリアでは、特に天井部分を見ていただきたいです」という車体科の石川さん。ブラックライトを当てると天井部分に波紋が浮かび上がるというギミックが用いられている。
また、フロアには金魚をペイントするといった遊び心も。「こんなスクールバスがあったら学校の行き帰りがたのしくなるだろうな」という学生ならでは想いが詰まったモデルとなっている。