急激に冬らしくなってきた今日この頃。各地で降雪情報が流れるなか、12月11日(火)夜からは、西〜東日本の広い範囲で雨か雪が降る模様。関東甲信越の内陸や山沿いでも夜は雪が降る見込みとのこと。クルマの場合、スタッドレスタイヤへの交換、もしくはタイヤチェーンの準備をすればいいが、鉄道車両である新交通システム「ゆりかもめ」はどう対策をしているのだろう。
除雪装置や霜取装置で対策
レインボーブリッジやお台場を通り、東京・新橋と豊洲を結ぶ、16駅、約15kmの道のりを走る「ゆりかもめ」。11月11日(日)には、新型車両「7500系」が営業運転を開始した。
ゆりかもめは、通常の鉄道とは違い、道路上に設けられた高い道路(走行路)にて運行されている。レール上を走るのではなく、コンクリートでできた”道路”を走るため、車輪ではなくゴムタイヤを使用しているのが特徴。
東京エリアでの営業運転のため降雪地帯とは違い雪による影響は少ないとはいえ、それでも何回かは降雪に見舞われることも。そのとき、「ゆりかもめ」はスタッドレスタイヤを装着、もしくはチェーンを巻いて走るのだろうか。
答えは、車輪部分に設置された除雪装置、霜取装置にて積雪・凍結対策がとられている。冬季、スタッドレスタイヤやチェーンを装着することなく、いわゆる「夏タイヤ」で走行している関係で降雪・凍結時での状況は厳しいものになるだろうが、車両に”冬対策”装置を設けることで対応している。