筑波サーキットのコースを埋め尽くすほどのスバル車が集合した、スバルスタイルミーティングが、12月2日スピード×サウンド トロフィーの会場で行われた。インプレッサ、WRX、XV、レヴォーグ、レガシィ、エクシーガなどなど、会場には80台のスバル車が集合し撮影会やパレードランを楽しんだ。
11月26日に新創刊された三栄書房の『スバルスタイル』が主催した今回のミーティングだ。ミーティングの募集期間がそう長くあったわけではないが、80台と言う大勢の参加があった。ミーティングでは次回発行予定の『スバルスタイルVol.2』用に参加者全員取材として、愛車をアピールした撮影が行われていたようだ。その内容は次号スバルスタイルを見ていただきたい。
今回のミーティングの参加車両はレヴォーグ、WRX STIが圧倒的に多く、どの車両もユーザーオリジナルのカスタマイズが施され同じ車両は無いくらいだった。レヴォーグもWRX STIも発売当初はカスタマイズの熱量はそれほど大きくなく、アフターパーツを扱うメーカーも悩んでいた時期もあった。しかし、徐々に熱量がアップしていき、今では各メーカーも様々なパーツを作り出す一番ホットな車両になっているのは言うまでも無い。
その理由と言えば、メンテナンスついでにカスタマイズしちゃおう!の勢いと、パーツメーカーの開発環境が整い次第にパーツが増えたこと、アイサイトを代表とするスバルのデバイスに対する経験が積まれたことによる、パーツメーカーの対応が出来上がったことも大きいだろう。
またユーザーもDIYでのカスタマイズやSNSでの情報交換、レヴォーグとWRX STIの共通項の多さも手伝い、レヴォーグへWRX STIバンパーの移植や、スバル車お得意の他車種・他グレードとのパーツ互換が効く流用チューンの相乗効果も大きいだろう。
一世代前の車両となってしまったが、3代目レガシィや4代目レガシィ、フォレスターやエクシーガも参加が見られた。中でもエクシーガは唯一無二の存在の7シーターで、発売は残念ながら終了してしまったが、10年という長い期間作られたロングセラーモデルとして隠れた人気車種だ。ユーザーに乗っている理由を聞いてみれば、「代わりになる車は無い!」が圧倒的な理由だ。そのベースとなるのは多くの人から人気を得た4代目レガシィで、その軽快な走りを受け継ぎつつ、パワーユニットや足回りはレガシィやインプレッサと同じものを使っていることもあり、簡単にパワーアップや走りを良くする事もできる。さらにエクシーガ向けに専用パーツを開発してくれる、アフターパーツメーカーの存在も大きいものだろう。さらに言えば、軽快な走りをしながらも、いざという時には7人がちゃんと座れるシートや、車中泊するにも快適なフラットなベッドルームにもなると言う、マルチな使い方ができる万能性が手放せない理由だという。乗り換えるにもしてまたエクシーガ!と言う熱いユーザーは多い。
イベント最後にはスバルと群馬繋がりと言うことで、群馬が拠点のクスコジュニアラリーチームでトヨタGAZOO Racing ラリーチャレンジに参戦する、ドライバーのクロエリさんとコ・ドライバーの梅本まどかさんが登場し、じゃんけん大会や記念撮影などをして盛り上がっていた。