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ハーレーダビッドソンのタンデムはホントに快適? 身長160cm女性、後ろに乗ってみる【ストリートグライドスペシャル/ウルトラリミテッド】


いつかはバイクで日本一周旅行! 大好きな彼女とタンデムで! なんて願望はありつつも、車種によっては後席の座り心地が良くなくて、疲れやすかったりもする。ではツアラー性能の高いハーレーダビッドソンならば……、ストリートグライドスペシャルとウルトラリミテッドの後席からレポートをお届けします。




REPORT●及川ルイ子(OIKAWA Ruiko)

ウルトラリミテッド……3,864,800円〜

■諸元表


エンジン Twin-Cooled™ Milwaukee-Eight® 114


排気量 1,868 cc


全長 2,600 mm


シート高 740 mm


フロントタイヤ BW 130/80B17 65H


リアタイヤ BW 180/65B16 81H


燃料容量 22.7 l


車両重量 416 kg

主賓席クラスの贅沢タンデムシート

 ソファのように大きな背もたれが付いたゴージャスな後部座席は圧巻! ウルトラリミテッドの主役はもしかしてパッセンジャーなのでは!? なんて思ってしまうほど贅沢な造りです。いや、もう、見るからに快適そうで、座る前からウットリしちゃいました。高さがあるのでアプローチにはコツがいりますが、上がってしまえば、あとはただドカッとシートに身を預けているだけでオッケー。




 ミルウォーキーエイト114(1868cc)エンジンのパワフルなシグナルダッシュや不意な加速もすべてシートが受け止めてくれるので何も怖くありません。また、肘掛けがあるので両サイドも守られ、緊張とは無縁の座り心地。まるで家のリビングでくつろいでいるかのようにリラックスできて、オートバイに乗っていることをつい忘れてしまいそうに。オートバイに馴染みのない人でも安心して乗ることができるのではないでしょうか。




 シートには前後で大きな段差があり、ライダーとは個別の広々とした空間が生まれるのも大きな魅力。窮屈さがなく、見事にストレスフリーです。頭一つ高い分、視界も開けて、景色を楽しむにはサイコー。両手が自由なので、カメラやビデオに旅の様子を収めることも簡単です。気がつけばライダーそっちのけでツーリングを満喫している自分がいました。この居心地の良さはきっと万人に受け入れられるはず。大切な家族やパートナーとツーリングの楽しさを共有できること間違いなしです。

ストリートグライドスペシャル……3,280,800円〜

■諸元表


エンジン Milwaukee-Eight® 107


排気量 1,868 cc


全長 2,425 mm


シート高 690 mm


フロントタイヤ 130/60B19 61H


リアタイヤ 180/55B18 80H


燃料容量 22.7 l


車両重量 379 kg

腹筋を酷使!だから遠距離よりも近場向き

 ストリートグライドスペシャルを目の当たりにして「なんてスタイリッシュなツアラーなの!」と一目惚れ。それと同時に、スタイリング重視のシート形状を見て、パッセンジャーの乗り心地は諦めました!? 後部座席の面積が小さい上に、若干後ろに傾斜しているのです。たぶん丸い物を乗せたら後ろにコロコロ転がっちゃうと思います(笑)




 実際、シートから得られる安定感はそれほど高くなく、体は常に緊張気味に。つかまるものといえば、シートに付いているタンデムベルトか前にいるライダーが頼りになりますが、ミルウォーキーエイト114(1868cc)エンジンのビッグパワーを受け止めるには少々心もとない感じがあり、サイドグリップか小さな背もたれが欲しいところです。体を支えるために腹筋を使い過ぎて筋肉痛になりました(笑) 




 シート表皮が滑りにくいことや、前後の段差が少なめなのでライダーに隠れて風を受けにくいなどの安心材料もありますが、オートバイに乗り慣れていない人や長距離ツーリングには厳しい印象でしょうか。とはいえ、ストリートグライドスペシャルはもともと、ストリートで映えるツアラーとしてスタイリングが優先されたモデル。多少タンデムシートの快適性が犠牲になったところで、それもありだと思うわけです。逆に、街中でもスマートに乗りこなせるよう考えられたおかげで、ロースタイルで足着き性がよく、リヤボックスなどの重装備も取り除いているので取り回しもさほど難しくなさそう…となれば、小柄な私でも俄然ハンドルを握りたくなるもの。パッセンジャーにとどまるだけではもったいない!と感じる魅力がありました。


テストライダー:及川ルイ子

1992年にフル参戦した関東ロードレース選手権・S80クラスで、MFJ公認レースとしては女性で初めてシリーズチャンピオンを獲得する経歴を持つ。最近ハマっているのはトライアル競技を観戦すること。いつか自分でもやってみたいと模索する今日この頃。愛車はRZ250とセロー225。

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