メルセデス・ベンツは、欧州で新型Bクラスを発表した。シルエットはキープコンセプトではあるが、そのデザインと質感、装備内容を見ると一気に高級感が増しており、随所に最新のテクノロジーを満載した魅力的なモデルへと大きく進化している。
モデルラインナップは、ガソリン2モデル、ディーゼル3モデル
リヤはどうだろうか? テールランプが薄型で横長を強調したデザインとなったことでワイド&ローのシルエットを演出しているほか、ルーフラインの流れを生かしたリヤスポイラーを装着するなど、車格が一段階上がったような印象を受ける。
デザインが進化したことで空気抵抗を低減し、先代モデルのCd値0.25に対して0.24へと数値を好転させている。その結果、高速走行時でも風切り音が少なくなり、車内で会話を楽しむことになったという。
インテリアも質感が一気に高まり、メルセデス・ベンツの最新デザインへと大きく進化した。運転席から見ると、高精細の液晶パネルを2枚組み合わせたメーターが目を引く。上級モデルと異なるのは、10.25インチに7インチという異サイズパネルを組み合わせている点だ。ヘッドアップディスプレイはオプション設定となる。
リヤシートは40:20:40で分割されており、用途によって多彩にアレンジすることができる。トランク容量は、通常時の455リットルから、シートをすべて倒した状態で705リットルまで広がる。さらに、助手席を倒せば、1540リットルものスペースを手にすることができるという。
そのほか、新型Aクラスで話題のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)、最上位モデルであるSクラス譲りの「インテリジェントドライブ」(安全運転支援システム)を搭載する。