スバルのお膝元、太田市の銘菓として知る人ぞ知る「スバル最中」というお菓子があります。ココでしか買えないレアものなんですが、実際にお邪魔して買ってきました!

太田市を訪れた人のお土産として密かに人気を集めているのがスバル最中。文字通りスバルのクルマをかたどった最中なのですが、他にもスバルに関連したお菓子がいくつもあるのです。そんなスバリスト垂涎のお菓子をつくっているのは、群馬製作所本工場の目の前にある伊勢屋さんというお菓子屋さんです。
伊勢屋さんの創業は昭和9年といいますから、群馬製作所本工場の前身である中島飛行機太田工場の開設と同じです。場所も、今と同じ工場正門前なのだとか。
それ以来、80年以上に渡って中島飛行機〜スバルを訪れる人々や太田市の方々に愛され続けているわけです。中でも一連のスバル関連のオリジナルのお菓子は、格好のお土産品として静かに人気を集めています。
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ちなみに伊勢屋さんのホームページはありません。それどころか広告すら出していません。これは、広告を出すくらいならその分安く、お客さまに美味しいお菓子をお出しするのだ、という伊勢屋さんの家訓なのだとか。それだけ菓子づくりにこだわり、現在でも職人の手作業で毎日お菓子をつくり続けています。
マンボミュージシャンであるパラダイス山元さんはかつて富士重工業のデザイナーだったのですが、富士重勤務時代の山元さんは伊勢屋さんの常連で、結婚式に特別製のどら焼きをつくってあげたこともあるのだとか。
さて、スバル最中のほか人気なのは。360(サブロク)焼き、THEスバルと名付けられた瓦せんべい、六連星サブレ。このうち最中、サブロク焼き、THEスバルをセットにしたスバルアラカルトが手頃で人気です。筆者はスバルアラカルトの7個入り(1000円)を購入してきました。(ここで六連星サブレを買い忘れてしまったのは痛恨の極み……!)
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まずはスバル最中。包装紙と同じ四代目BLレガシィB4のカタチです。一目でBLB4だとわかるあたり、かなり再現度は高いですね。中身はつぶあん。お味はさほどくどくなく、さっぱりした甘さです。これなら2個3個と手が出そう。
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続いてサブロク焼き。文字通りスバル360をかたどったお菓子で、中にはピーナッツクリーム入りの白あんが入っています。和風の最中に対してこちらは洋風の趣。ピーナッツクリーム入りといいますが、さほどピーナッツ風味は強くなくスッキリした甘さ。ただ、表面がちょっとポロポロしやすいかも。
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THEスバルは二代目BGレガシイワゴンのパッケージに包まれた瓦せんべい。せんべい自体には初代BCレガシィセダンの姿が焼き付けられています。味はまさに瓦せんべいそのもの。バリッとした食感に食が進みます。
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クセになってしまうオリジナルのバターどら焼き

伊勢屋さんはお菓子やさんですから普通のお菓子もつくっています。中でもスバル関連以外にみなさんに食べて欲しいのがバターどら焼きです。これは名前の通り、どら焼きにバターを入れたもの。単純は単純なのですが、一口食べてみるとバターの風味が広がり、餡の甘みをより深く強調してくるようなインパクトがあります。カロリー的にはおそらくスゴイことになると思うのですが、そんなのは些細なことと思わせるくらい、口の中を甘さとバターの風味が蹂躙してくるのです。頭の中で「ヤバイ!」と思うのですが、それでももう一口、もう一口、と食べ進めてしまう中毒性がありますよ。コレ。伊勢屋さんを訪れたら是非一度バターどら焼きをお試しあれ。
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お店ではかき氷も。しかも格安!
筆者が訪れた当日は、太田市の隣の伊勢崎市で38.9度を記録するほどの猛暑でした。伊勢屋さんではかき氷も出しており、筆者も迷わず注文したのですが、なんとお値段たったの200円! さらに練乳掛けと小豆添えはそれぞれ50円ずつ! 思わずホントですか!? と聞きたくなる安さ。しかも小学生以下のお子様は半額というのだからさらに驚きです。

このようにスバリストでなくても思わず食べたくなってしまう伊勢屋さんのお菓子。ぜひ一度訪れて味わってみてください。太田駅からすぐなので、電車でもカンタンに行けます。お店の駐車場はないので、クルマの場合は駅前の駐車場を使いましょう。
伊勢屋
群馬県太田市東本町24-23