日本電産の代表取締役会長兼社長 永守重信とPSA CEOカルロス タバレス両氏は合同ベンチャー「日本電産-PSA イーモーターズ」の設立調印式に参加した。同社は電気トラクションモーターのデザイン・開発・製造及び販売に注力する。
パリ近郊のキャリエールスーポワシーに置かれた本社にはすでに40人のエンジニアがリクルートされており、専用の研究開発部門に更に30人ほど集められる。フランスのモゼル県の工場ではマイルドハイブリッド車(MHEV)・電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などの電気トラクションモーターの製造を進める予定だ。
永守 重信会長とカルロス タバレス CEOの両氏はEV車両における高性能トラクションモーターの重要性を認識しており、双方のグループは合同ベンチャーの設立に2億ユーロを投じる予定。すでにPSAグループは2025年までにはラインナップのすべてにEV車両の選択肢を追加する予定であり、今回の合同ベンチャー発足によりEV化が更に加速する。