アイシン・エィ・ダブリュは、3月21日にPSA AUTOMOBILES S.A.(PSA)と、オートマチックトランスミッション(AT)の生産に関するライセンス契約を締結した。
アイシン・エィ・ダブリュのオートマチック・トランスミッションは、トヨタ車だけでなく、広く世界中の自動車メーカーに採用されている。とくに、横置きエンジン用オートマチック・トランスミッションは、ボルボ、プジョー・シトロエン、BMW、VWなどで採用されている。
今回ライセンス契約を結んだPSA(プジョー、シトロエン、DS)は、アイシン・エィ・ダブリュの横置き8速AT(AWF8)と6速AT(AWF6)を採用している。
今回のライセンス契約では、FF6速ATを生産するためのライセンスをPSAに与えるという内容だ。
アイシン・エィ・ダブリュ製FF6速ATは、PSAでは、EAT6(6速エフィシェント・オートマチック・トランスミッション)と呼ばれている。アイシン・エィ・ダブリュでは、前記の通り、AWF6の名前で、トルク容量違いで、小容量・中容量・大容量のモデルをラインアップしている。
ライセンスの対象機種は、PSAの車両に搭載されるアイシン・エィ・ダブリュが開発したFF6速AT。
現在トランスミッションを生産しているPSAのバレンシエンヌ工場で、年間30万台生産予定している。