遂にGMは、世界に先駆けて自動運転量産車「クルーズAV」を2019年に実用化すると発表した。それに向けて米国運輸省に申請中だというから本気である。
ゼネラル・モーターズ（以下、GM）は、遂に完全自動運転を実現するべく、第四世代の自動運転車「クルーズAV」の公道走行許可をアメリカ運輸省に申請中であることを明らかにした。
この「クルーズAV」とは、量産化に向けて準備が整った初めての自動運転車両。ハンドルはもちろん、アクセルやブレーキのほか、手動操作用のスイッチ類も一切備わらないのが特徴だ。しかも2019年には実用化すると公言している。
GMによれば、衝突事故の主な原因はドライバーの人為的なミスによるもので、実に94%がそれに該当することから、自動運転車両の導入によって交通事故の低減につなげていくことを目指して、かねてから開発を進めてきた。
また、すでに発表されているように、将来的にGMの車両はすべて電動化を実現すると発表していることもあり、今回の自動運転車両とともに環境の改善にも大きく貢献すると思われる。
いよいよ本格的に始動した完全自動運転車両。シリコンバレーが培ってきたソフトウエアの技術とともに、GMは製造面において融合させることによって、他社よりも先駆けて“安全かつ環境に優しいクルマ社会”を実現することになりそうだ。
