台湾SSの2日目は真夏を思わせるような強い日差しが照りつけた。高温多湿はエンジンにとっては苦しいが、路面温度が上がればタイヤのグリップ力が増して好タイムが予想される。と、コースばかり注目していてはいけない。実はパドックの温度も上昇中なのだ。
台湾といえばインリン(←古い)、ビビアン・スー(←もっと古い)だけではないのである。キレイな人はSS 1/32mileが行われているK1サーキットのそこらじゅうにいたのだ。まずはMCのお姉さん(上の写真)。アイドル顔負けのカワイさで、カラダの線も細いのに、一度マイクを持たせるとバイク用語がマシンガンのように撃ち出される。実際、打ちのめされた台湾人、日本人多数。さすがはプロの司会者である。
ほかにも、4人組の台湾SSオフィシャルガールや各出展ブースにはキャンギャルのみなさんも(↓)。
と、うつつを抜かしていてはいけない……。
小排気量のバイクで争われるドラッグレースといえども、ほかのレース同様トップタイムを狙うエントラントにタイヤウォーマーは当たり前。ちなみに、彼らが履くリアタイヤは12インチのダンロップ製レインタイヤが多い。それを正常の回転方向とは逆に履くことで、よりイッパツ目のグリップ=発進加速に役立てているという。エア圧はどれも1kgf/m2を切っている。
また、パドックの一角ではレース上位入賞者の「後車検」も綿密に行われる。前記事で紹介したスタート時の僅かなバックも許されなかったり、後車検が徹底されているところも公正・厳格をうたうモトチャンプならではなのだ(↓)。