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ZF、世界で初めてEPBの累計生産1億基を達成 


EPBとは、Electrical Park Brakes のことで、「電動パーキングブレーキ」のことだ。ZFは、世界で初めてEPBの累計生産1億基を達成した。

EPBとは、Electrical Park Brakes のことで、「電動パーキングブレーキ」のことだ。EPBは、油圧ブレーキky張りパーに専用の電動アクチュエーターを搭載するタイプと、従来のパーキングブレーキのワイヤーを電動アクチュエーターで牽引するふたつのタイプの大別できる。いずれにせよ、ドライバーはインパネにあるボタンを押すだけでブレーキがロックでき、車両をスタートすると自動的にパーキングブレーキが自動的に解除される。運転席周りのスペースがすっきり有効に利用できるメリットもある。

マツダCX-3は、パーキングブレーキレバーがある従来のタイプ
マツダCX-5は、EPBを採用しているのでパーキングブレーキレバーはない。


また、EPBは、軽量化による燃費改善などのメリットをもたらす。機械機構の電子制御化で、車の他のシステムとの統合や高機能化を可能にする顕著な例であるとともに、ブレーキ・バイ・ワイヤーに向けた重要なステップでもある。さらに四輪アンチロック緊急停止を可能にし、安全にも貢献する。


 


ZFのEPBはまた、単なるパーキングブレーキとしてだけでなく、効きの良さやブレーキパッドの摩耗検知機能、機械部品の消耗削減などの利点を持つ、ZFの統合ブレーキシステムの一部として機能している。


 


ZFのブレーキエンジニアリング担当上級副ヴァイス・プレジデントのマンフレッド・マイヤーは以下のように語っている。


「ZFにとって、このEPBは素晴らしいサクセスストーリーです。欧州、南北アメリカ、中国および最近生産を立ち上げたインドでこの製品に取り組むエンジニア、設計者をはじめとする全従業員に感謝します。EPBはZFのイノベーションを追及する姿勢を表す製品です。2000年代初頭、当社は既にブレーキ市場における世界的リーダーのポジションにありましたが、不断の努力によって今日では小型車から大型のピックアップトラック、SUVに至るまで、世界中の主なセグメントの車両に当社のEPBが搭載されるようになりました」


 


標準タイプ、車両安定制御装置に組み込むことでECUが不要なタイプであるEPBi、および小型車向けのフロントアクスル用EPBと、ZFでは幅広いラインアップの製品を提供している。

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「より高度な予防安全や自動運転に向け、ブレーキ系統は各国の法規への適合や新しい機能の提供に重要な役割を果たしています。ZFでは、ブレーキという伝統的な機械機構を電子制御によってインテリジェントな物に進化させ、車のその他のシステムとの高度な統合と、より進んだ車体制御を進めています。EPBは、これからの車にとって非常に応用範囲の広いシステムとなります」と、マイヤーは付け加えた。

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