【新型車インプレッション】
便利さが違う、安心度が違う
新世代デイズをロードテスト!
NISSAN/DAYZ&DAYZ Highway STAR
日産/デイズ&デイズ ハイウェイスター
2WD=B43/44/45系、4WD=B46/47/48系
日産と三菱が共同開発を行って作り上げた軽自動車のデイズが、2世代目にフルモデルチェンジされた。
初代デイズは三菱のKカーのメカニズムを踏襲している部分が多かったため、車両開発は主に三菱が行っていたが、2世代目は日産が主導で開発を行い、プラットフォームからエンジンに至るまで大部分が刷新された。
ラインアップは先代同様に、上品なスタイリングのデイズと精悍なエアロをまとったデイズ・ハイウェイスターを設定。ハイウェイスターにはターボエンジンも設定され、さらに高速道路での運転支援を行ってくれるK初のプロパイロット装着モデルも用意された。
注目のプロパイロットはステアリングのスイッチをオンにするだけで、高速道路上で前車との車間距離を調整しながら設定速度を維持して走ってくれる。さらに走行中は車線の中央をキープするようにステアリングが制御され、渋滞に差し掛かった時には停止までフォローしてくれるので、高速道路の長距離走行がとても楽になる。
新開発されたSハイブリッド付きエンジンにより常用域のトルクアップが図られているため、自然吸気でも先代のような力不足を感じることはなくなった。ターボエンジンは低回転域から力強く、静粛性も高いので、走りの質感もワンランクアップする。
ホイールベースが延びたことで乗り心地にも落ち着きを増し、ハンドリングも、「さすが日産が開発したKカー!」と思える完成度の高さだ。
デイズ Highway STAR X Propilot Edition
デイズ X
高速道利用時の疲労やストレス軽減に大貢献するプロパイロットが、Kカーとして標準搭載(上位グレードに限る)。セレナで搭載されている先進機能だ。
駐車時に愛車を見下ろすような俯瞰映像で安全確認ができるアラウンドモニターは、ルームミラーまたはナビで利用可能。動く物があるとブザーで警告する。
先進安全装備も数多く搭載されており、走行中の衝突を回避する自動ブレーキのほか、前後退低速衝突軽減ブレーキ、自動切り替えハイビームなどが付く。
昨今社会問題となっているあおり運転を受けた際や、体調が急変した場合に専門オペレーターに連絡をとることができる「SOSコール」をオプション化。
ナビはKカー初となる9インチを搭載可能。上級グレードでは、パーキングブレーキもいま旬の電子式を採用する。コックピットは見晴らし良く、解放的だ。
ボディカラーは、デイズ&ハイウェイスターともに11色の設定。うちオレンジやブラックルーフがある2トーンが選べるのはハイウェイスターのみ。
問:日産自動車お客様相談室 0120-315-232
http://www.nissan.co.jp
Photos by本間章悟/NISSAN Text by岡島裕二(本文)
スタイルワゴン2019年6月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]