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ミニバンからの乗換組も多い! いま新車で買える3列シートの国産SUV8選+1【後編】


人気SUV市場で急増中の3列目は

ミニバンに匹敵する実用性も魅力





世界的なSUVブームの中、日本の各自動車メーカーは、ミニバンからの乗り替え需要を視野に入れた3列シートモデルのラインアップが急増中だ。車室内の広さで言えばミニバンに勝るものはないが、SUVには都会的で洗練されたシルエット、そしてアウトドア遊びも自在にこなせる悪路走破性がある。3編にわたって紹介してきた3列シートの国産SUV8選+1。ラストはミツビシの新旧SUV!


ミツビシ・アウトランダー



2種のパワートレーンで走破性も優秀





現行アウトランダーは2012年10月に登場した2代目となり、古参な印象もあるが、2015年のマイナーチェンジや細かいブラッシュアップで、独自の存在感を醸し出し古さは一切感じられない。三菱のフラッグシップモデルとして人気を博し、PHEVモデルも含め幅広く活躍しているSUVだ。3列シート仕様の7人乗りはガソリン車のみの設定。全長4695mmのボディは日産エクストレイルと同クラスのミドルサイズSUVとなり、3列目の作りも補助的で狭さを感じる。ただ、最低地上高が日産エクストレイルに比べると15mm程低いこともあり乗降性は良い。パワートレーンも2.0LのFFと2.4Lの4WDの2種類あり、ラインナップが充実しているのも特筆点といえるだろう。2.4Lのメーカーオプションとして用意されている「S-AWC」を装備することで、走行時の旋回性能や安定性を高めてよりアクティブな走りを堪能できるのも、魅力のひとつといえる。

SPECIFICATION

「三菱アウトランダー」

全長×全幅×全高:4695mm×1810mm×1710mm

室内寸法(長さ×幅×高さ):2580mm×1495mm×1265mm

価格:266万8680円〜335万6100円

問:三菱自動車お客様相談センター 0120-324-860 http://www.mitsubishi-motors.co.jp


ミツビシ・パジェロ



世界に誇る本格オフローダー





1982年の初代誕生から2006年に発売した現行4代目となるパジェロ。パリ・ダカールラリーでの活躍もあり、世界的にも多くのファンを持つ重量級SUVだ。基本設計の古さや先進安全装備などがないなど、他の現行SUVに比べると見劣りしてしまう部分もあるが、悪路走破性の高さや見晴らしが良く運転しやすいなど本格オールラウンダーとして長年愛されているパジェロだからこその「運転する楽しさ」は最大の魅力といえる。2018年2月にはショートボディが生産終了となり、全長4900mmのロングボディのみ。3.0L V6ガソリン車と3.2L直4クリーンディーゼル車の2種類があり、低速域から力強いトルクを発揮するディーゼルターボは重量級SUVながら余裕のある走りが楽しめる。しかしサイズの割りに3列目は補助的な印象で、乗車姿勢もタイトだから長距離ドライブは厳しい。3列目を床下収納すれば荷室は広く、2列目をダンブルさせればさらに充実した荷室収納が可能になるのでアウトドアシーンなどで重宝する。

SPECIFICATION

「三菱パジェロ」

全長×全幅×全高:4900mm×1875mm×1870mm

室内寸法(長さ×幅×高さ):2535mm×1525mm×1235mm

価格:339万1200円〜495万1800円

問:三菱自動車お客様相談センター 0120-324-860 http://www.mitsubishi-motors.co.jp


最後にミニバンだけどクロカン的なデリカD:5も注目!



ミツビシ・デリカD:5





流麗なラインで都会的なSUVが欲しいとなればちょっと違うが、悪路走破性も長けた多人数乗車が欲しいということであれば、唯一無二のオールラウンダーミニバンを謳うデリカD:5も見逃せない。11年続いた現行モデルは先日ビッグマイナーチェンジを行い、先進の安全装備と強烈な個性を放つフェイスを手に入れた。最低地上高は185ミリと一般的なミニバンとは異なり、むしろSUV寄り。タイヤもマッド&スノーが標準装備だし、SUVやクロカンにも劣らない電子制御4WDは、確かに悪路を走り抜ける力も持っている。ただいま予約受付中!

SPECIFICATION

「三菱・デリカD:5

全長×全幅×全高:4800mm×1795mm×1875mm

室内寸法(長さ×幅×高さ):2980mm×1505mm×1310mm

価格:約385万円〜約425万円

問:三菱自動車お客様相談センター 0120-324-860 http://www.mitsubishi-motors.co.jp


マツダ・CX-8やレクサス・RX450hL、ランドクルーザーなど全長が約5mに達するボディサイズとなると、3列目の居住性は快適で良いが狭い市街地などでの運転には気を使う。さらに価格帯も高いモデルが多いので、使用目的をよく考えた上で慎重に選びたい。緊急的に多人数乗車したいというのであれば、300万円台で購入できるエクストレイルやアウトランダーなど、3列ミドルサイズSUVが狙い目といえるだろう。3列シートのSUVについては、12月26日発売の「最新SUVカタログ2019」でも詳しく紹介をしているので、ぜひチェックしてみよう!


最新SUVカタログ 2019



ご購入はお近くの書店もしくは三栄書房のオンライン通販

https://www.sun-a.com

定価:本体815円+税


[Text by スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]



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