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53歳黒沢あすか、1・17公開の映画「敵」で長塚京三と共演「あれをやりたい」入浴シーン注目


映画「敵」に出演する黒沢あすかが、長年抱えてきた子育てと女優業の両立について語りました。映画では長塚京三と共演し、特に浴室のシーンに強い思い入れを持っています。黒沢は、この作品と出会えたことが、自分自身の再スタートを象徴すると感じています。彼女は、長塚の演技に触れることで自分自身がクリアになり、雑味のない演技に向き合う意識が高まったと語りました。現在、テレビドラマ「フォレスト」にも出演中で、新たな挑戦として大河ドラマへの出演も視野に入れています。作家筒井康隆の原作によるこの映画の公開により、彼女の再スタートに注目が集まっています。

映画「敵」に出演する黒沢あすか(撮影・高橋洋平)

女優黒沢あすか(53)がこのほど取材に応じ、自身が出演した17日公開の映画「敵」(吉田大八監督)について語った。

原作は作家筒井康隆氏(90)の同名小説。黒沢は主演長塚京三(79)演じる渡辺儀助の亡くなった妻信子役を演じた。全編モノクロで描かれる中、長塚と一緒に風呂に入るシーンが登場する。

「儀助との浴室のシーン、あれをやりたいがためにお引き受けしたいと。浴槽に満々とたまっているあのお湯の中に儀助と信子の人生がたゆたうというか。自分の頭の中にイメージとして浮かんできて、本当にいい時期にこの話をいただいたと思いました」

黒沢は3人の子育てが一段落し、演技に集中できるタイミングでの出演に縁を感じていた。「今まで子育てと女優業の両立は正直、私にとっては苦しかったんです」と打ち明けた上で、思いを語った。

「やっぱりこれは今出会うべき作品であり、今まで25年と母親を実生活の中でやってきた私にとっては、インプットし続けたことをアウトプットできる時代に来たんじゃないかと。そのきっかけが浴槽のシーンであり、吉田大八監督であり、長塚さんであり、全てに枝葉のようにつながっていくっていう。そういった大きなうねりを感じました」

共演した長塚は第37回東京国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。黒沢も刺激を受けていた。

「長塚さんのそばにいると、自分の雑味がなくなっていくっていう感覚をずっと抱いていたんです。お風呂に漬かる浴室のシーンが、私にとってオールアップの日で。そういうのもあって、全てが浄化されていくというか。セリフだったり、たたずまいに雑味がなくなっていったり、自分がクリアにしていってもらっているっていう感覚はありました。長塚さんと向き合っていると、自分の与えられた人生をどれだけ誠実に生きるか、俳優として1人の人間として考えさせられました」

現在はABC・テレビ朝日系連続ドラマ「フォレスト」(日曜午後10時15分)にレギュラー出演中。円熟味を増し、活躍の場を広げていく。

「今、演じててすごく楽しいです。私の中では再スタート。だから現場では初心になっています。連ドラ、映画に出続けて、将来は出たことのない大河ドラマに出てみたいです」

◆黒沢(くろさわ)あすか、1971年(昭46)12月22日、神奈川県出身。1990年に「ほしをつぐもの」で映画デビュー。映画では03年「六月の蛇」で第22回オポルト国際映画祭最優秀主演女優賞受賞、11年「冷たい熱帯魚」で第33回ヨコハマ映画祭助演女優賞受賞。05年に結婚し、3児の母。身長165センチ。

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