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<後編>【オートバックスで聞いた】使い勝手? デザイン? ブランド?失敗しないチャイルドシートの選び方


何を基準に選ぶのがベスト!? 新ママ&パパ必見

チャイルドシートの選び方【後編】

失敗しないチャイルドシートの選び方。前編では、概ねの年齢別で4タイプのチャイルドシートがあるという話を紹介したが、後編では、チャイルドシートの法規や取り付けに関して紹介しよう。チャイルドシートには、前編で伝えた体の大きさに合わせた適切なシートの種類に加えて、チャイルドシートの固定方法や安全基準などもモノによって違いがある。購入時には実物を見て、ショップで店員さんに聞きながらというのがベストだが、まずはどんな違いがあるのか、どんなことを気にした方が良いのかをチェックしておこう。
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【法規や取り付けなど必ず知っておきたい基礎知識】

6歳未満の幼児に着用義務あり以降も身長140㎝まで着用推奨


道交法により、6歳未満の幼児を自動車に乗せる際は、幼児用補助装置(いわゆるチャイルドシート)の使用が義務付けられている。障害など身体的問題がある場合や緊急搬送時など、特別なケースでない限りチャイルドシートを使わず6歳未満の子供を乗せると違反となる(違反点数1点)。「新生児の退院時くらいは抱っこでOKでしょ」というのもNGだ。また6歳を迎えても、身長が140㎝に達するまでは着用が推奨されている。これは基本的に自動車のシートベルトが身長140㎝以上を想定して作られているため。違反ではなくとも子供の安全を守るために使いたい。

固定はISOFIXかシートベルト愛車の年式やタイプによりけり

「ISOFIX(アイソフィックス)」

チャイルドシートの固定方法は2パターン。1つはあらかじめ純正シートに備わっている金具にカチッとはめ込む国際標準規格の「ISOFIX(アイソフィックス)」。取り付けミスが少なく、簡単に確実に固定できるのがメリット。日本では2012年7月以降に販売されたクルマであればすべてISOFIX対応になっている(それ以前でもISOFIX対応車はあり)。もう1つは昔ながらのシートベルト方式。チャイルドシートに付いているループ部分にシートベルトを通し、クリップなども併用して固定する。商品にもよるが、ベルトの通し方や留め方にコツがあったりと少々手間がかかる。

R129やR44など安全基準をクリアした商品を選ぶこと

左はEマーク。R129適合の商品には右の「i-Size」マークも付いていたりする。

日本が採用しているチャイルドシートの安全基準は「UN(ECE)基準」というヨーロッパ規格のもの。必ずこれを満たした商品を選ぼう。目印は「UN(ECE)R44」や「UN-R129」といった表記(メーカーによって微妙に異なる)で、下の「Eマーク」と共にタグに記されて商品に添付されている。もう少し詳しく説明すると、R44は従来の安全基準で、R129(i-Sizeと呼ばれていることも)は2013年から導入が始まった新しい安全基準。R44では前後方向からのみ衝突試験が行われていたが、R129では側面衝突試験も追加されるなど、より厳しい条件が課せられている。

ワンポイントアドバイス1
1度は買い替えるのがセオリー それも踏まえて選ぶべし


超ロングユースの商品でもない限り、どこかで1度は買い替えなくてはならない。そのタイミングがどこになるか、どんなものになるかは、最初に選んだ商品に左右される。たとえばベビーシートを買った場合だと、1歳半頃に1歳~11歳頃まで使えるチャイルド/ジュニアシートに買い換えるケースが多いだろう。そこでもし0歳~4歳頃まで対応のベビー/チャイルドシートに買い替えてしまうと、4歳頃に再び買い替えなくてはならないからだ。あるいは最初にベビー/チャイルドシートを買った場合だと、4歳頃に1歳~11歳頃までのチャイルド/ジュニアシートに買い換えるよりも、3歳~11歳頃まで使えるジュニアシートを選んだ方が安く済む…といった感じだ。初めてのチャイルドシートは以後のプランも踏まえて選ぶといいだろう。

ワンポイントアドバイス2
愛車に適合しているか?また装着後の状態も要検討


チャイルドシートは汎用品。2シーター車でもない限り、ISOFIX固定式は2012年7月以降のクルマなら付くだろうし、シートベルト固定式なら車種は問わないはず。しかし各メーカーは車種ごとにマッチングを調べ適合表を用意している。それは室内の広さやシート形状によっては付けにくい、クリアランスが厳しいといったケースも考えられるからだ。念のため購入前に適合表をチェックしておこう。また特に回転タイプは前後幅が大きく、装着するとその前席がほとんどスライドできなくなる車種もある。事前に計測しておきたいところ。ちなみに装着位置は2列目が基本。助手席はエアバッグ展開時に危険だし(後向きは絶対NG)、3列目は追突された時に怖い。ISOFIXの金具も国産車はまず2列目にしか付いていないのだ。

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購入は店頭かネット通販、どっちがいいの?

店頭で買う最大のメリットは実物を見られること。実際に見て触れて座らせてみて、といったことも可能なので失敗しにくい。取り付けに不安がある人も、店頭スタッフに聞けばアドバイスをもらえるだろう。一方で通販は店頭よりも安く買えるのが利点。だがチャイルドシートは型落ちでもない限り、あまりディスカウントされない。店頭で実物を見てからネットで注文するか、素直に店頭で買うのがおすすめだ。

やっぱりサンシェードはあったほうがいい?

ベビー系の商品にはサンシェードが標準装備だったり、オプションで追加できたりする。赤ちゃんは体温調整機能が未熟なので熱中症になりやすいし、肌も目も弱く紫外線のダメージを受けやすいからだ。なのであればあった方がいいのは間違いないが、「シェードで顔が見えなくなる」「コストが高くなる」というデメリットもある。それが気になる場合は、窓に貼るタイプのシェードやカーテンで代用するのも手。

いつまで後ろ向きにしていたらいいの?

負担は、前向きよりも後向きの方が軽減できる。そのため小さいうちはチャイルドシートを後向きにセットするよう推奨されており、その期間は生後12ヶ月頃までといわれていた。だが新安全基準のR129では「15ヶ月未満までは後向き」と3ヶ月ほど延長。かつ15ヶ月を超えても「身長76㎝未満」なら後向きにせよとなっている。きちんと根拠のある話なので守りたい。

その他におすすめの機能はないですか?

子供はたくさん汗をかくし、なにか飲んだり食べたりすると必ずこぼす。そのためインナークッションは取り外して丸洗いできるタイプがおすすめだ。また機能というわけではないが、ハーネスベルトの金具やバックル形状は商品によって少しずつ異なる。金具をスムーズに挿し込めるものもあれば、なかなかハマらなかったり、バックルが埋もれて挿しにくかったりすることもある。購入前にチェックしておきたい。

【取材協力】A PITオートバックス東雲

カフェや本屋、キッズスペースなどを併設。訪れたファミリーがみんなが楽しめる大型カー用品店。チャイルドシートも多数展示されており、見本のシートに取り付けてみたり、子供を座らせることもできる。「純正シートの保護マットやキックガードなどオプション品も各種取り揃えています。最近はチャイルドシート代わりになる携帯型のスマートキッズベルトが人気。こちらもサンプルをご用意してます」と売り場担当の児玉さん。

スマートキッズベルト

【SHOP INFORMATION】
住所:東京都江東区東雲2-7-20
電話:03-3528-0357
営業時間:9:00~22:00
定休日:不定休
https://www.apit-autobacs.com

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