【Webにて復刻!!魂のショーカー】
間もなく300号を迎えるスタイルワゴン。創刊は1995年。つまり25年以上もの間、ワゴン、ミニバン、Kカー、SUVなどのカスタム最前線を伝えてきました。その中には、今見てもスゴっと思える超絶メイクを施したショーカーもたくさんあります。そこで、25年の歴史をあらゆるショーカーで振り返ってみようということで、当時の記事を元にした新企画【Webにて復刻!!魂のショーカー】をスタートします!
スタイルワゴン2010年3月号
常軌を逸したハイパワーモデルを活かす
441万円のパワーアンプからはじまった贅を尽くした極上オーディオカスタム
lc sound factory/HIACE
エルシーサウンドファクトリー/ハイエース(200系)
LCサウンドファクトリーの坂本代表がアメリカのロックフォード本社を訪れた際に出会った、T15kWというパワーアンプ。15000Wもの超超高出力、重量82kg、価格はなんと441万円。そんなモンスターアンプを見た時に「もうこれ使うっきゃないでしょ」と思ったのが、このショーカープロジェクトの始まりだ。
「イベントやショー会場で様々なハイエースを見てきたけど、そられにないものを作りたくて。これハイエースじゃねーよというノリのパフォーマンスを見せて、お客さんに感動して貰えたらいいなと」そんな坂本氏の思いがたっぷりと詰まった力作ハイエースは、2010年当時の東京オートサロンでも強く脚光を浴びた1台だ。
ハイエースの広大な車内にそびえ立つ艶やかなU字型のタワーには、8セット計16発のスピーカー、その両サイドには3発ずつ計6発のサブウーファーが収まる。そしてそれら全てを余裕のポテンシャルで鳴らしてしまうのが、32インチモニターと一緒に後方にせり出してくる、T15kWだ。
その音は、まるで“悪魔の音圧”とでも呼びたくなるような驚異的なパワーを感じさせてくれた。
仕上がりが強烈なのはラゲッジだけではない。スピーカーのネットワークを並べたボックスがU字タワーから前方へと伸びていき、1列目シート後方に新設された内向き用のウーファーボックスとT字に交わる。その置く、右壁には32インチモニターも収められる。
外装ではT15kWのアルミパネルの雰囲気を取り入れたグラフィカルなペイントも加わる。ボディカラーも実は純正ではなく、オデッセイのナイトホークブラックパールをベースにブルーパールを混ぜたワンオフカラーだ。
もうミドコロだらけで伝え尽くせないのが申し訳ないほど。
【DEMO CAR SPECIFICATION】
●エクステリア
ホイール:ジオバンナ・ダラー(20×8.5+38)
タイヤ:ニットー・NT555(235/35-20)
エアロ:ジョイワークス
ペインティング:ジム・インダストリー
アザー:グリル・エンブレム・リアガーニッシュ他=ブラックメッキ加工
●インテリア
シート=レカロ
アザー:ダコタデジタル、インパネ・ドア内張り=塗装
●チューニング
ローダウン:エアサス=ユニバーサルエアー
●オーディオ
ヘッドユニット:カロッツェリア・AVIC-VH9000
DVDプレーヤー:アイテミング・DV-172HD
バッテリー:エキサイド・オービタル メガサイクル×4
モニター:32インチ液晶TV×2
●フロントシステム
アンプ:ロックフォード・T1000-4、T1500-1bd
スピーカー:ロックフォード・T1652-S
サブウーファー:ロックフォード・T110D2
●リアシステム
アンプ:ロックフォード・T15kW
スピーカー:ロックフォード・T1652-S×8
サブウーファー:ロックフォード・T112D2×6
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