今どきのマフラーは規制の関係で大幅なパワーアップや音量アップは難しい
基本的には好みのデザイン、スタイルで選ぶ感じになる。
車検 選び方 工賃
プラド担当:藤森洋佑さん
ロードハウス
電話:048-963-7600
住所:埼玉県越谷市東越谷3-5-8
営業時間:10:00〜19:00
プラドのみならず四駆系全般に強い老舗。
車両持ち込みのカスタムはもちろん、ディーラーと提携して新車コンプリート販売も行う。
オリジナルブランド「カディス」も好評だ。
音もパワーも控えめが主流その中で好みの1本を探そう
ご存じの人も多いだろうが、2010年4月以降に製造されたクルマは、近接排気音に加えて「加速走行騒音」もチェックされる。
その関係で、国土交通省が認定した機関(JQRなど)による事前認証を受けた製品でないと車検は通らなくなってしまった。
さらに2016年にも騒音防止装置についての保安基準が改正され、より厳しい規制が課せられることに。
「ということで、車検対応マフラーでそれなりに音量を上げるのは、現実的に考えて非常に厳しい状況になっています」とロードハウスの藤森さん。
音量を上げられないということはパワーも出しにくいということ。
昔のようにマフラー交換でウン十馬力アップ、というのはほとんど不可能なのだ。
よって今マフラーを換える主な目的はルックス。
見た目を変えたい人向けということになる。
「例外的に、ディーゼルでセンターマフラーを換えるタイプを付けた時は、けっこうパワーがアップしたように感じました。ダイナモで数値を測ったわけではないので体感になりますけどね。ご参考までに」。
スタイル的にはスタンダードな片側2本出しと、迫力たっぷりの両側4本出しに大別でき、その他にもレーシーな砲弾タイプや、個性的なサイド出しなど、各メーカーから様々な商品がリリースされている。
「基本的には好みで選んでもらっていいと思います。人気は両側出しのリアピース交換式で、価格は11万円前後。当店ですと交換工賃は1万5000円です」。
ちょっと注意したいのはボディリフト車のマフラー交換。
出口がフレーム下から出るという構造上、ボディに対してマフラー下がったように見えてしまうのだ。
「普通にまっすぐ後ろから出すタイプだと位置が下がってしまうのは避けられない。サイド出し気味にしてカチ上げるなど、パイプレイアウトを考えないといけません」。
こちらが純正マフラー
片側出しで出口は下向き。
角度によってはほとんど見えず、もちろんサウンドも静かなので存在感は薄
い。
その分、交換すれば一発で「やっている」と分かるのはメリットかも。
砲弾マフラー
昔ながら四駆好きに支持されている砲弾型。
サイレンサーっぽく膨らんだ形状になっているため、斜めや下から覗き込まれてもスカスカに見えないのがポイント。
リフトアップと相性良し。
2本出しマフラー
純正と同じ片側出しながら、出口をダブルにすることでアピール度アップ。
オフロード走行の際に当ててしまう可能性も4本出しよりは低い。
走りを犠牲にしたくない人向き。
左右4本出しマフラー
目立ち度はピカイチ。
アメ車的な雰囲気が好きなオーナーにもよく選ばれている。
いいサウンドを響かせそうなルックスながら、車検対応品であれば音量はあくまでジェントルだ。
スタイルRV VOL.143 ランドクルーザープラド No.3(2020/3/26)より
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