乗用使いができるセッティングに満足中
CRS
レーシングドライバー谷口信輝選手とハイエースカスタムの名門「CRS」がタッグを組んで進行しているこのプロジェクト。
今回はNOBACEの足まわりをクローズアップ。
ワイドボディ/スパロン/ハイルーフという走り面ではハイエースの各モデルの中でも断トツに劣等生(笑)の車両だが、そこはさすがのCRS。
フルチューンをしなくても、最小限の手数でしっかりと走れる「足」にセットアップしている。
「現状にすごく満足してますよ。基本的にはCRSに任せちゃってるけど、普通に使えてる。ベースが商用車だし、このボディの大きさだし、板バネでしょ。
一般的に考えたらいいわけないじゃん(笑)。
そういう世間一般的なイメージからすると凄くいいと思う。あまり細かいことをいうとキリがないけどとてもフィーリングがいい感じ。
乗用車とあんまり変わらないよ。あれ?自分がハイエース大好きだから褒め過ぎちゃってるかな(笑)」
と、あの谷口選手を満足させてしまう仕上がり。実際に取材スタッフも同乗させてもらったが、確かに普通のミニバンのような乗り味だった。
嫌な底付きやロールも感じない。
ハイエース特有のばらついた感じもなし。もちろん谷口選手が運転しているというのも大きな要因だが、それを差し引いてもバランスの良い足に仕上がっていると感じられた。
ハイエースの乗り心地で悩んでいる人は、ぜひこのNOBACEのメニューを参考にしてもらいたい。
もちろん一番手っ取り早いのは、CRSに相談すること。
的確なアドバイスをしてくれるハズだ。
「普通に乗用車と同じように走れてるからほんと不満はない。
だけど良く仕上がっているからこそ、もう少しこうしたいとか、あーだったらいいなって部分は出てくるよね。
そこらへんを今後はCRSと一緒に煮詰めていけたらいいなって」
と谷口選手。今後の仕様変更にも注目だ。
“足”と合わせてシートも大事
ハイエースの弱点のひとつであるシート。
フロント2 脚は「ブリッド・ストリームスクルーズ」にチェンジ。
乗り味という面ではこのスポーツシートの効果も非常に高い。
「ホールド性の高さ、座り心地、ロングドライブも気にならないから本当に重要。シートヒーターも便利だし、乗り降りがしやすい座面部の設計も気に入ってます」。
しっかりと走ることができるCRSの人気&定番セッティング
FRONT
減衰力の違いがしっかりとわかる14 段調整式のエセックス製ダンパー。
谷口選手も納得の乗り心地と走りを実現する。
REAR
ゲンブのローダウンブロックで2インチダウン、ゲンブのバンプストッパーでローダウン時の底付きなどを軽減。
しっかりとストロークさせて足を動かし機能させる。
ローダウンすると強まるリアのロール感を制御するためのアイテムがこのアクスルパワーブレース。
装着することで、いままで引き締めていたリアダンパーの減衰力を下げることができ、乗り心地の良さにつなげることもできる。
ローダウン時に起こる緩いハンドリングをシャキッとできるゲンブのソリッドステアリングシャフト。
NOB ACEの足まわり
【BASE CAR】
4型/グランドキャビン/2.7Lガソリン/2WD
【SUSPENTION】
ゲンブ・2インチダウンブロック
ゲンブ・バンプストッパーセット
エセックス・14段調整ショック
【etc】
ゲンブ・アジャスタブルスタビリンク、ソリッドステアリ
ングシャフト、スタビライザー、パワーブレース
【ホイール/タイヤ】
エセックス・ENCD(18inch)/トーヨー・H20
使い勝手抜群のNOB ACEを最適な足まわりが支えている
仕切られたリアカーゴに余裕で積載できるMTB。
仕事に趣味に使えるハイエースに大満足の谷口選手。
NOB ACEの代名詞となっているこのリアのラグジュアリースペース。
ゆっくりとくつろげるお気に入りの場所。
谷口信輝選手
言わずと知れた実力&人気トップクラスのレーシングドライバー。
今シーズン86/BRZレースでは2年連続、通算4度目のシリーズチャンピオンを獲得!! と、本人は言っていました(笑)。
ちなみにこの原稿を書いているのは岡山の最終戦2日前です!
プロミューでしっかり止まる!
重量のあるハイエースをしっかり止めるためにブレーキはプロジェクトミューのパッドとシューに交換。
こちらも走り性能向上のために欠かせない部分。
問:CRS 横浜 ☎ 045-532-9000
CRS 大阪 ☎︎ 06-6852-9000
https://www.crs9000.com
スタイルRV Vol.140 トヨタ ハイエース No.29より
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