お手軽にアゲるか本格派を目指すか
OUTCLASS CARS
圧倒的な積載スペースを武器に、仕事に遊びに何かと重宝されているエブリイ。
アウトドアレジャーで活躍するシーンも多く、特にここ数年はリフトアップの需要が急激に高まっている。
そんなユーザーの声に応えるべく、アウトクラスカーズでは2つのプランを用意。
まずはチョイ上げとなる30ミリアップだが、これは前後のスプリング交換&フロントのキャンバー補正が基本キットとなる。
タイヤ&ホイールは14インチの65偏平か、15インチの60偏平という無理のないサイズを推奨。
「さらに前後バンパーやスキッドプレートも加えたコンプリート仕様がイチ推し。新車価格+取り付け工賃込みで25万円〜(税別)でご提供しています」。
構造変更の必要はなく、上げ幅もほどほどなので、ビギナーでも安心して乗れるのがポイント。
しかし、それでは物足りないという人は、4インチアップキットを選ぶのがいいだろう。
「メンバーダウンと前後サスペンション交換でガッツリ上げる本格仕様。
もちろん構造変更が必要になりますが、新車コンプリートなら最初から公認車検を取った上でお渡しできます」。
前後バンパーやタイヤ&ホイールなど外装パーツまで含めた参考コストは新車価格+55万円〜(税別)。
少々値は張るが、純正よりも格段に乗り心地が向上すること、チョイ上げでは履けない大径タイヤが履けること、何より迫力のスタイルを作れるのがメリットだ。
アウトクラスカーズ代表 赤地祐昭さん
4inch up kit &30mmkit
30㎜アップは165/60R15がおすすめ
4inchアップは185R14が限界サイズ
4inchUP
30mmUP
30ミリ上げは165/65R14、または165/60R15がおすすめ。
ただし15インチはインナーへの干渉を避けるためにステアリングストッパーを装着すべし。
4インチ上げはデモカーが履いている185R14が限界の大きさ。
一応、195R14も履けなくもないのだが、オバフェン装着が必須なのと、燃費
の悪化や駆動系への負担が大きくなるためあまりオススメしない。
30mmUP
構造変更の必要なし
パーツも工賃も比較的安め
参考コストは6万円~
純正同等の乗り心地で程良くリフトアップ
純正よりも若干バネレートを上げ、自由長も伸ばした専用スプリングで車高を30ミリアップ。
これと推奨サイズのタイヤ&ホイールを装着すれば、純正比で約50ミリのリフトアップとなる。
「乗り心地は純正とほぼ変わらないです」。
キャンバー補正のためのキャンバーボルトもキットに含まれる他、OPで調整式ラテラルロッドもラインアップ。
30㎜アップキット
●価格:3万5000円(税別)
●リフトアップ量:前後30㎜アップ
4inchUP(約100ミリアップ)
迫力のスタイルを実現
大径のタイヤもよく似合う
参考コストは45万円~
インパクト大の見た目と優れた乗り心地を両立
ボディとメンバーの間にブロックを噛ませるメンバーダウン方式で車高を4インチアップ。
「標準ルーフ車は5インチアップキットも可能です」。
これだけ上げると純正のサスペンションでは対応しきれないため、前後共バネもショックもロングストローク仕様にチェンジ。
一般的にリフトアップ車はロールしやすく、安定感も失われがちだが、それを感じさせないカッチリした乗り心地を提供する。
30ミリアップキットに比べるとパーツ数が多く、コストも高くつくが、本気のアゲ仕様を目指すならこっちだ。
リフトアップ4inchキット
●価格:
4WD用 30万円
2WD用 29万円 (税別)
KYBと共同開発のショック。
フロントは40段、リアは14段の減衰力調整機能付き。
リアトレーリングアームも基本キットに同梱。
キャスター角補正とロードクリアランス確保に貢献する。
OPパーツとして強化ロアアームを用意。
トレーリングアームと同じ赤カラーとなる。
ステアリングストッパー(OP)も大径タイヤには必須。
問アウトクラスカーズ ☎088ー669-5019
http://outclasscars.com
Kカースペシャル ドレスアップガイド Vol.25 スズキ エブリイ No.10より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]