トラのバスとは、こんなデザインのバス。口元あたりがリアル…。
そもそも動物の形をしたデザインのバスが珍しいですね。例えば、東京には2020年11月まで浅草~上野・浅草~スカイツリーを無料で運行していた循環バス「パンダバス」がありましたが、それ以外には全国でもあまり見かけないようです。
このトラのバスに乗れるのは、いったいどこでしょう…?
答えは…
「富士サファリパーク」です。
富士サファリパークのジャングルバスと呼ばれるバスです。残念ながら街中で乗れるバスではないのですが、約50分で園内のサファリゾーンを1周し、動物たちを眺められます。本物のトラを間近で見られますよ!
ちなみに、動物型のバスは他に、那須サファリパークや那須動物王国、群馬サファリパークなどにあります。街で見かけるのは、前述したパンダバスや、東京以外ではもしかすると幼稚園バスくらいかもしれません…。通常のバスに動物の絵や模様を施したバスはありますが、動物を形どったバスはなかなか珍しいようです。
富士サファリパークってどんなところ?
総面積74万平方メートル、富士山南麓に広がる富士サファリパークは、雄大な富士山を背にした敷地で暮らす動物たちと触れ合えるテーマパーク。園内にはサファリゾーンとふれあいゾーンがあります。
ふれあいゾーンは、ふれあい牧場、どうぶつ村、イヌの館、ネコの館、ウサギの館があり、さまざまなかわいい動物に触れ合い、エサもあげられます。
サファリゾーンは、世界中から集まった動物たち(約30種類)がのびのび自由に暮らしており、マイカーやジャングルバスで野生動物を間近で見られ、ジャングルバスでは動物にエサをあげたりと、動物園とは違った迫力を楽しめます。
ジャングルバスとは
富士山を背景に、サファリゾーンにあるドライブコースを窓ガラスがない金網張りのバスで周遊します。所要時間は約50分。サファリゾーンには、クマゾーン、ライオンゾーン、トラゾーン、チーターゾーン、ゾウゾーン、一般草食ゾーン、山岳草食ゾーンがあり、それぞれの動物たちを眺められます。
それだけでなく、クマやライオンなどにはエサをあげられます。エサを求めて迫る猛獣との距離は約20cm! 動物たちの息遣いまで伝わる迫力です。
このジャングルバス、サファリパークらしく、動物のデザイン。この中に冒頭で紹介したトラのバスがありますよ。
ジャングルバスのルートには、トラゾーンもあります。ここで見られるのは、中国北部からロシアにかけて生息し、トラの中では最も大きい種類のアムールトラ。生息地環境の悪化や密猟により頭数が減少し、野生下での生息数は500頭ほどと言われる貴重なトラです。
動物たちに会いに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
富士サファリパーク
(バスとりっぷ編集部)