ロイヤルティ・ファーマが、IMDELLTRA®(タルラタマブ)全世界売上(中国を除く)に対するBeOne保有のロイヤルティ権を最大9億5,000万米ドルで取得へ
IMDELLTRAは、DLL3を標的とするファーストインクラスの二重特異性T細胞エンゲージャーであり、プラチナ製剤を用いた化学療法中またはその後に病勢が進行した進展型小細胞肺がん(ES-SCLC)の成人患者の治療に用いられる
カリフォルニア州サンカルロス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --グローバルなオンコロジー企業であるBeOne Medicines Ltd.(Nasdaq:ONC、HKEX:06160、SSE:688235)は、アムジェンのIMDELLTRA®(タルラタマブ)の全世界売上(中国を除く)に関するロイヤルティ権を、最大9億5,000万米ドルでロイヤルティ・ファーマ(Nasdaq:RPRX)に売却する契約を締結したことを発表しました。


本契約の条件に基づき、BeOneは8億8,500万米ドルの前払い金を受領し、残りのロイヤルティについては12か月以内に最大6,500万米ドルで売却するオプションを有します。BeOneは、年間売上が15億米ドルを超える分について一部のロイヤルティを受け取るほか、アムジェンとの既存の共同研究契約の条件に基づき、ロイヤルティおよびその他すべての資産に対する権利を保持します。その中には、転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象に現在研究が進められている、ファーストインクラスのSTEAP1 x CD3 XmAb抗体「Xaluritamig(ザルリタミグ)」が含まれています。
IMDELLTRAは、腫瘍細胞上のDLL3とT細胞上のCD3の両方に結合し、T細胞を活性化してDLL3を発現する細胞を殺傷するファーストインクラスの免疫療法です。IMDELLTRAは、プラチナ製剤による化学療法中またはその後に病勢が進行したES-SCLC患者に対して、米国で承認されています。
「今回の発表は、IMDELLTRAの開発元であるアムジェンとの長期的な協業の価値を示すものです。アムジェンは、自社のオンコロジー・パイプラインの発展におけるBeOneの可能性を認識していました」と、BeOneの共同創業者兼会長兼最高経営責任者(CEO)のジョン・V・オイラーは述べています。「この協業を開始してからの5年間、私たちは世界中のより多くの患者さんに複数の革新的な医薬品を届けるという使命を推進するにあたり、明確な目標を持って取り組んできました。」
「この契約は、BeOneにとって価値の実現を大きく加速させると同時に、IMDELLTRAの長期的な潜在力に引き続き関与することも可能にします」と、BeOneの最高財務責任者(CFO)であるアーロン・ローゼンバーグは述べています。「強固なバランスシートは、私たちの業界における最も成功した企業の特徴であり、この取引により、長期的な事業戦略を遂行する上で、経営および戦略上の柔軟性がさらに高まります。」
IMDELLTRA®(タルラタマブ)について
IMDELLTRAは、腫瘍細胞上のDLL3とT細胞上のCD3の両方に結合し、T細胞を活性化してDLL3を発現する細胞を殺傷するファーストインクラスの免疫療法です。これにより、細胞傷害性シナプスが形成され、がん細胞が溶解します。DLL3は、小細胞肺がん(SCLC)患者の大多数においてSCLC細胞の表面に発現している一方で、正常な細胞にはほとんど発現していないタンパク質であり、有望な標的とされています。
タルラタマブは複数の試験で研究が進められています。その中には、一次治療のES-SCLCにおいて、標準治療との併用におけるタルラタマブを評価する第1b相試験「DeLLphi-303」、二次治療のES-SCLCにおいて、タルラタマブ単剤療法と標準的化学療法を比較する無作為化第3相試験「DeLLphi-304」、限局型小細胞肺がん(LS-SCLC)に対して、同時化学放射線療法後のタルラタマブを検証する無作為化プラセボ対照第3相試験「DeLLphi-306」、二次治療以降のES-SCLCにおいて皮下投与によるタルラタマブを評価する第1b相試験「DeLLphi-308」、二次治療のES-SCLCにおいて、タルラタマブの代替的な静脈内投与レジメンを評価する第2相試験「DeLLphi-309」を含んでいます。
BeOne Medicinesについて
BeOne Medicinesは、スイスに本社を置くグローバルなオンコロジー企業であり、世界中のがん患者にとって、より手頃でアクセスしやすい革新的な治療法の発見および開発に取り組んでいます。当社は血液がんや固形がんにわたるポートフォリオを有しており、内部能力と提携を通じて、多様な新規治療薬パイプラインの開発を加速しています。6大陸にわたり1万1000人以上の社員を擁するグローバル・チームを拡大し続けているBeOneは、治療薬を必要とするより多くの患者のために、医薬品へのアクセスを根本的に改善するべく全力を尽くしています。
BeOneの詳細については、 www.beonemedicines.com をご覧いただき、当社の LinkedIn 、 X, 、 Facebook 、 Instagram をフォローしてください。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法およびその他の連邦証券法の意味における将来予想に関する記述が含まれており、これには、IMDELLTRAロイヤルティ権の売却によってBeOneが受け取る総収益額、残りのIMDELLTRAロイヤルティ権を売却するBeOneのオプション行使、本取引の利点、そして「BeOneについて」の項目に記載されているBeOneの計画、取り組み、抱負および目標に関する記述が含まれています。実際の結果は、将来予想に関する記述に示された内容と大きく異なる可能性があり、その要因としてはさまざまな重要な事項が考えられます。これには、BeOneが自社の開発候補薬の有効性および安全性を実証する能力、開発候補薬の臨床試験結果がさらなる開発や販売承認を支持しない可能性、規制当局の対応が、臨床試験や販売承認の開始、時期、および進捗に影響を及ぼす可能性があること、BeOneが、販売中の医薬品および承認された場合の開発候補薬において、商業的成功を収める能力、BeOneが自社の医薬品および技術に関して知的財産の保護を取得し、維持する能力、BeOneが、医薬品の開発、製造、商業化、その他のサービスを実施するにあたり、第三者に依存していること、BeOneが規制当局の承認取得や医薬品の商業化に関して限られた経験しか有していないこと、さらに事業運営のための追加資金を調達し、開発候補薬の開発を完了させ、収益性を達成・維持する能力、およびBeOneの直近の四半期報告書(Form 10-Q)の「リスク要因」欄でより詳細に説明されているリスクや、米国証券取引委員会に提出されたその後の書類における潜在的なリスク、不確実性、その他の重要な要因が含まれます。本プレスリリースに記載されている情報はすべて本プレスリリースの日付時点のものであり、BeOneは法令により義務付けられる場合を除き、当該情報を更新する義務を負いません。
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