花粉症に悩む気象予報士が、実際にしているコーディネートの工夫を解説します。ポイントは、花粉が付きにくい綿や化学繊維でできた衣服を着ることです。実際のコーディネートと合わせて、気象予報士おすすめの花粉対策グッズについても紹介します。
花粉症歴8年 青山気象予報士の花粉対策コーディネート
最初に花粉対策コーディネートを紹介するのは、花粉症歴8年の青山気象予報士です。
「花粉に負けないレザーコーデ」と題した、黒いレザージャケットが特徴のコーディネートです。レザー素材は、表面の凹凸が少なく、花粉の付着が抑えられるそうです。花粉が飛んでいる時期は、朝晩の気温は低い一方で、日中の気温は高いこともあるので、適度な厚みがあって脱ぎ着がしやすいレジャージャケットがおすすめとのこと。
ジャケットの下は、花粉が付きにくいコットン素材のトップスに、化学繊維でできたタイトスカートを合わせて、花粉が付きにくいことを第一に考えたトータルコーディネートを目指したという事です。
目のかゆみを抑えるために、花粉が入らないようにするガードが付いた花粉用の眼鏡も着用。ガードが透明なので、まるで普通の眼鏡と同じような感覚でかけることができるそうです。花粉対策眼鏡は、様々な色や形のものが販売されているそうなので、お好みのデザインのものを探してみてください。
目のかゆみ対策には、目薬も欠かせないそうですが、ポイントはかゆくなる前に使う事。寝ている時など知らない間に目を掻いてしまって充血してしまうこともあるそうなので、かゆくなる前に意識をしてこまめに目薬を差しているそうです。
花粉症歴10年 清水気象予報士の花粉対策コーディネート
次に、花粉対策コーディネートを紹介するのは、花粉症歴10年の清水気象予報士です。
「花粉を落としやすいツルツルコーデ」と題した、服の素材が特徴のコーディネートです。
ピンク色のコートと白のワンピースは、どちらも化学繊維のポリエステルで、花粉が付きにくく落としやすい素材として選んだそうです。素材でしっかりと対策をしつつ、好きな色や形、暖かさなどは自分の好みに合わせたものを選ぶことで、花粉対策もおしゃれも叶えるコーディネートになっています。
服についた花粉は、家に入る前に手で払うだけではなく、玄関でコートもワンピースも脱いですぐに洗濯をするようにして、部屋に花粉を持ち込まないという事を徹底しているそうです。
花粉対策の必需品とも言えるマスクは、コーディネートに合わせた色のものを着用しているとのこと。ピンクだけでなく、ラベンダーやグレーのマスク、あえて一般的な白のマスクも使う事もあるそうです。
目のかゆみ対策には、花粉対策眼鏡ではなく普段使用している視力矯正眼鏡を使うことがあるそうです。眼鏡のレンズの下半分がうっすらピンク色になっている、チークレンズというレンズを使用した眼鏡で、マスクをしていても可愛く着けることができるそうです。
各地で花粉の飛散が本格化しています。花粉症の方は対策を万全にしてお出かけください。