
明日27日は寒冷前線の通過で、日本海側を中心に雨が降り、太平洋側でも局地的に雨が強まる。太平洋側を中心に猛烈な暑さが続く見込みで、都心で35℃以上の猛暑日が観測されれば、歴代の猛暑日の連続最長記録、最多記録を更新。記録的な大雨となっている北海道は土砂災害に警戒。
●今日26日も猛暑とどまらず
今日26日は徳島県美馬市穴吹で38.0℃を観測し、全国の136地点で35℃以上の猛暑日となりました。東京都心は35.1℃まで上がり、9日連続の猛暑日に。ことしに入って22回目の猛暑日となり、猛暑日の最多記録、最長記録ともに、過去最多に並びました。
※東京都心:連続猛暑日の過去最長は2022年の9日間(2022年6月25日~7月3日まで9日間)
年間猛暑日の最多記録は2023年の22日間。
8月下旬が近づいていますが、これまでに経験のないような暑さになっている所があります。なかなか夜も気温が下がりにくいため、時間帯を問わず熱中症に警戒してください。
●明日27日も猛暑日続出 都心の猛暑日は史上最多・最長なるか
明日27日は寒冷前線の通過で、日本海側を中心に雨が降り、太平洋側でも局地的に雨が強まるでしょう。北海道や東北北部は午前を中心に雨で、非常に激しい雨の降る所もありそうです。すでに北海道では局地的に大雨となり、北海道の豊富町では午後5時までの24時間降水量が175.5ミリに達し、観測史上1位の値を更新しました。土砂災害が発生しやすくなっている所がありますので、山の斜面などには近づかず、安全な所でお過ごしください。
九州北部は朝から雨、山陰や北陸、東北南部は昼過ぎから雨のエリアが広がるでしょう。関東から西の太平洋側は日中は日が差しますが、午後は今日よりもにわか雨や雷雨の可能性が高くなりそうです。局地的には激しい雨が降りますので、雨雲レーダーを確認しながら、天気の急変にはご注意ください。
また、明日27日も太平洋側を中心に猛烈な暑さが続く見込みです。東京都心で35℃以上の猛暑日が観測されれば、歴代の猛暑日の連続最長記録、最多記録を更新することになります。仙台でも36℃まで上がり、再び猛暑日になるでしょう。
●8月末にまた猛暑ピーク 9月も猛暑でスタート
明後日28日以降、広い範囲でのまとまった雨はなく、特に東海以西は晴れて猛烈な暑さが続くでしょう。28日~29日にかけて、関東は気圧の谷の影響で雲が広がり、雨の降る時間がありそうです。このタイミングで気温がやや下がり、猛暑日からは解放されるでしょう。ただ、30日には再び晴れて、また危険な暑さが復活します。
8月最後の土日にあたる30日、31日は関東以西は連日35℃以上の猛暑日となり、東北でも35℃近い暑さです。名古屋は39℃の予想で、40℃に迫るでしょう。
なお、9月も猛暑でスタートします。まだ朝の最低気温も高い状況が続くため、夜間もエアコンを一晩中つけるなど昼夜問わず、暑さ対策が欠かせません。外出はできる限り、気温の高い昼前後は控えるなど気を付けた方が良さそうです。体調を整えておくことも熱中症対策につながりますので、生活を見直しておくと良いでしょう。