
今日25日は、九州から関東を中心とした広い範囲で厳しい残暑が続く見込みです。午前11時30分までに、東京都心の最高気温はすでに35℃に達し、これで今月14日目の猛暑日となりました(8月の最多記録をさらに更新)。今日は昨日24日に比べると多少気温の下がる所が多いものの、午後は内陸部を中心に猛暑日がさらに続出する見込みで、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。
●東京都心は今月14日目の猛暑日 午後も広く厳しい残暑
今日25日も、九州から関東を中心とする各地で、厳しい残暑となっています。午前11時30分現在、全国で最も気温が上がっているのは、茨城県筑西市西石田下館の36.0℃で、次いで和歌山県かつらぎ町の35.9℃、名古屋市と群馬県桐生市の35.7℃などとなっています。
東京都心では35.3℃まで気温が上がり、8日連続の猛暑日となりました。また、今月14日目の猛暑日となり、8月の猛暑日日数最多記録をさらに更新しています。
そのほか、京都府舞鶴市では今年34日目の猛暑日となり、年間の猛暑日日数最多記録を更新しました。
このあと午後も各地で気温が上がり、関東から九州の内陸部を中心に、35℃以上の猛暑日が続出する見込みです。昨日24日に比べると、多少気温の下がる所が多くなりますが、湿度が高く、体にこたえる厳しい残暑が続くでしょう。
●全国33都府県に熱中症警戒アラートが発表中
今日25日は東北から九州にかけての33都府県に熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。