明日21日の明け方、東側の空で地球照を伴う細い月と明るい金星が並んで輝きます。近くには木星や水星も見えるでしょう。関東から中国地方にかけては晴れる所が多く、観察によさそうです。
●地球照を伴う細い月と惑星が大集合
明日21日の明け方は、東側の空で月と惑星のコラボが楽しめるでしょう。
月齢27の細い月は地球照(※)を伴い幻想的です。その細い月のすぐ右上には、明けの明星・金星が並んで輝きます。さらに右上には木星が、細い月の下の地平線近くには水星が見えるでしょう。
なお、東京の21日の日の出は午前5時4分で、午前4時頃から空がだんだん明るくなってきてしまいます。一方で、水星が昇ってくるのは午前4時近くなってからですので、月・金星・木星・水星を一緒に眺められる時間は短いです。タイミングを逃さないよう、お気をつけください。
※地球照とは、月の暗い部分が、地球から反射した太陽の光によって照らされて、うっすらと光って見える現象です。
●各地の天気は
明日21日の明け方は、北海道や東北では雨の降る所が多く、見られるエリアは一部に限られそうです。関東から中国地方にかけては晴れて、観察できる所が多いでしょう。四国や九州は沿岸部の一部で雨が降りますが、見られる所もありそうです。沖縄は先島諸島を中心に晴れて、観察のチャンスがあるでしょう。
