
今日14日の近畿地方は、最高気温35℃以上の地点が増え、大阪や京都では8日ぶりに猛暑日となる可能性があります。また、気温が上がる午後は所々でにわか雨があり、局地的にカミナリを伴って激しく降るでしょう。熱中症に警戒し、落雷や突風、急な激しい雨にご注意ください。
●午後は北の空模様の変化に注意 猛暑日エリアが拡大
今日14日は、夏の高気圧の勢力が強まる見込みです。近畿地方では午前中を中心に広く晴れて、強い日差しが照りつけるでしょう。ただ、午後は大気の状態が不安定になり、所々でにわか雨がある見込みです。局地的にカミナリを伴って激しい雨が降るおそれもあります。なお、今日は雨雲を押し流す上空の風が北から南へと吹いています。北の空が急に暗くなる、カミナリの音が聞こえる、冷たい風が吹く、といった積乱雲の近づく兆しがある場合は、速やかに頑丈な建物や車の中など、安全な場所へ移動するようにしてください。
また、今日は最高気温35℃以上の猛暑日エリアが拡大し、大阪や京都では8日ぶりに、大津では6日ぶりに猛暑日が復活する可能性があります。奈良は36℃の予想で、昨日13日に続いて猛暑日になる見込みです。今日は大阪府と京都府、兵庫県、和歌山県に熱中症警戒アラートが発表されています。
お盆期間でお墓参りなど、外出を予定されている方も多いと思いますが、少し暑さの小休止を挟んだ後で厳しい暑さがぶり返します。無理をせず万全の熱中症対策をなさってください。
●熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。
①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。