
今日8日の関東地方は、大気の状態が非常に不安定。昼過ぎから局地的に活発な雨雲や雷雲が湧き、東京と埼玉に「竜巻注意情報」が発表されました。晴れている所も天気急変に要注意。今夜にかけて、平野部でも局地的な激しい雨や落雷、竜巻などの突風に注意が必要です。
●東京と埼玉に「竜巻注意情報」発表
今日8日の関東は晴れて気温が上昇。東京都心は午前11時過ぎに、最高気温35℃以上の猛暑日となりました。
気温が上昇しているところに、上空には寒気が入るため、大気の状態が非常に不安定となっています。
東京都や埼玉県では、所々で雨雲や雷雲が発生し、都市部に南下しています。気象庁は12時42分、東京都と埼玉県に「竜巻注意情報」を発表しました。
●今夜にかけて天気急変に注意
関東地方では今夜にかけて、発雷確率(雷が発生する確率)が90%以上と非常に高くなっています。山沿いだけでなく、平野部も含めて局地的な激しい雨や落雷、竜巻などの突風、ひょうに注意が必要です。
●天気急変のサイン
天気急変サインは、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。