
今日22日(日)は午前中から関東や北陸、東北を中心に気温が上がり、35℃以上の猛暑日となっている所があります。午後はさらに気温が上がる所がありますので、熱中症に警戒してください。
●午前中から猛暑日の所も
今日22日(日)は、高気圧に覆われている、関東甲信や北陸、東北南部を中心に晴れています。また、日本海に延びる前線に向かって、暖かい空気が流れ込み、山越えで起こるフェーン現象によって日本海側ではさらに気温が高くなっています。
午前11時までで、全国で一番気温が高くなっているのは、富山県高岡市の伏木で35.8℃を観測しています。新潟県三条市で35.5℃、東京都八王子市で35.0℃など、すでに5地点で35℃以上の猛暑日となっています。
このあとも気温はさらに上昇し、35℃以上の猛暑日の地点が増えそうです。予想最高気温は、山形市や福島市、埼玉県熊谷市で36℃、前橋市や富山市で35℃、東京都心で34℃などとなっています。危険な暑さとなりますので、昼間の外出は出来るだけ避け、涼しい室内で過ごすようにしましょう。また、喉が渇いたと感じる前から、時間を決めるなど定期的に水分をとるようにしましょう。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。