
今日12日、日本気象協会は、第7回「2025梅雨入り予想」を発表。まだ梅雨入りが発表されていない東北南部は6月14日頃、東北北部は15日頃に梅雨入りする可能性。ただ、来週からは太平洋高気圧の勢力が強まり、東北でもまるで梅雨明けのような晴天と暑さが続く見込み。
●東北はこの土日に梅雨入りの可能性
今日12日(木)、日本気象協会は、第7回「2025梅雨入り予想」を発表しました。
この土日は西から前線がのびて雨の範囲が広がるでしょう。九州から東北にかけての広い範囲で雨が降り、降り方も強まる見込みです。
まだ梅雨入りが発表されていない東北地方はこのタイミングで梅雨入りとなるでしょう。東北南部は6月14日(土)頃、東北北部は15日(日)頃に梅雨入りする見込みです。梅雨入り早々に局地的に雨が強まり、まとまった雨になることが考えられます。明日13日(金)のうちに雨の備えを行っておきましょう。
ただ、週明けから太平洋高気圧の勢力が強まり、東北でもまるで梅雨明けのような晴天と暑さが続くでしょう。
●今年はすでに異例ずくしの梅雨
今年のこれまでの梅雨を振り返ると、5月後半は太平洋高気圧の張り出しが平年より強まり、偏西風が平年に比べて北側を流れていたため、全国トップを切って5月16日(金)に九州南部が梅雨入りとなりました。その後19日(月)には奄美で、22日(木)には沖縄の順で梅雨に入りました。
九州南部では、1951年の統計開始以来、初めて全国一番乗りで梅雨入りとなりました。
梅雨入りの全国一番乗りが沖縄や奄美以外となるのは、1963年の東海以来で62年ぶり2回目となります。
その後、6月8日(日)から10日(火)にかけて九州北部から関東甲信、北陸にかけて続々と梅雨入りとなり、北陸で平年より1日早いほか、平年より3日前後、遅い梅雨入りとなりました。また、6月8日(日)には沖縄で梅雨明けの発表があり、2015年に並び過去最も早い梅雨明けとなりました。※いずれも速報値。
今後は20日(金)頃にかけて、太平洋高気圧が強まるため、東北から九州の広い範囲で、梅雨が明けたような厳しい暑さと晴天が予想されます。雨が降る時は短時間に大雨になったり、梅雨の晴れ間は厳しすぎる暑さになるなど、異例の梅雨となりそうです。