
明日2日(月)は、沖縄で激しい雨が降り、警報級の大雨となる可能性もあります。九州や四国、中国地方でも次第に雨が降りそうです。3日(火)になると雨の範囲が広がり、近畿や東海、関東甲信でも、まとまった雨となるでしょう。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などにご注意ください。
●明日2日は沖縄で警報級の大雨の恐れ
明日2日(月)は、大陸から前線を伴った低気圧が日本列島に徐々に近づく見込みです。沖縄では断続的に雨が降り、雷を伴った激しい雨の降る所もあるでしょう。暖かく湿った空気も流れ込むため、大気の状態は不安定になり、局地的に発達した雨雲や雷雲がかかり続ける可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などにご注意ください。
沖縄地方で予想される雨の量(多い所で)
・2日の1時間に30ミリ
・昼前までの24時間に100ミリ
となっています。
九州や四国、中国地方も天気が下り坂で、早い所では昼頃から雨が降り始め、夜にはほとんどの所で雨となるでしょう。一部では雷雨や激しい雨が降ることもありそうです。
●3日は雨の範囲が東北まで広がる
3日(火)になると、低気圧や前線が九州から本州付近を通過するでしょう。そのため九州から東北の広い範囲で雨となりそうです。
3日(火)の日付がかわる頃から、近畿でも雨が降り出し、東海や甲信、北陸へと雨の範囲が広がるでしょう。朝には関東でも雨が降り始め、通勤通学の時間も傘の出番となりそうです。昼頃には東北も雨となるでしょう。暖かく湿った空気が流れ込むため、太平洋側の地域ほど活発な雨雲がかかりそうです。低気圧や前線は東にどんどん進むため、大雨が同じ場所で長く続くということにはならない予想ですが、短い時間にザッと降る雨や雷雨となるでしょう。落雷や道路の冠水などに注意が必要です。
●大雨が発生 とるべき対応は
実際に大雨が発生したら、適切な対応ができるよう、事前に確認しておくことが大切です。安全を確保するために以下の点に注意してください。
① 河川や用水路には近づかないでください。普段は流れの遅い河川や用水路でも、大雨によって水かさが増したり、流れが速くなったりします。増水した用水路は道路との境目が分からなくなっていて、足を取られるおそれがあります。
② 運転の際は、アンダーパスなど低い道路は避けるようにしてください。低い道路には雨水が流れ込みやすいため、すぐに冠水してしまうおそれがあります。車が水没して故障したり、水圧によって、ドアが開かなくなったりして、車内に取り残されると、非常に危険です。無理をして通らず迂回するなどの対応をとってください。
③ 山などの急な斜面はいつ崩れるか分からないため、決して近づかず、斜面とは反対側に避難するようにしてください。土砂災害警戒情報や大雨警報の危険度分布を細かく確認して、状況を常に把握するようにしましょう。
④ 地下は浸水するおそれがあるため、雨漏りなど異変を感じたら地上に移動するようにしてください。地下では、危険を察知することが遅れてしまいがちです。こまめに気象情報を確認し、速やかに地上に移動できるようにしておきましょう。
⑤ 上流にダムのある河川の近くに住んでいる場合は、ダムの水位情報を確認するようにしましょう。大雨が長時間にわたって降り続くと、ダムは決壊を防ぐために放流を始める場合があります。