
明日26日(月)からの1週間は晴れる日が多くなりますが、次の週末は再び天気が崩れるでしょう。土日は4週連続で低気圧が日本列島に近づいていますが、次の週末も低気圧の影響を受けて広く雨が降りそうです。
●27日(火)の午後は急な雨に注意
今週は29日(木)にかけて、高気圧に覆われ、晴れる所が多いでしょう。30日(金)から6月1日(日)は、低気圧や前線が近づき、雨の降る所が多くなる見込みです。週末は4週連続で低気圧が日本列島に近づいていますが、今度の土日も低気圧や前線の影響を受けそうです。
明日26日(月)から29日(木)にかけては、移動性の高気圧が本州付近を覆うでしょう。北海道から九州にかけての広い範囲で、おおむね晴れそうです。ただ、27日(火)の午後は、湿った空気と気圧の谷の影響で関東から近畿付近は大気の状態が不安定になるでしょう。山沿いが中心ですが、にわか雨があり、市街地でも一時的に雨雲がかかることがありそうです。天気の急変にご注意ください。
梅雨前線の影響が続く沖縄では、雨の日が多く、雷雨や大雨にご注意ください。
●4週連続で低気圧の影響 次の土日も低気圧と前線が接近か
5月の土曜日は毎週、低気圧が日本列島に近づきました。
5月3日(土:憲法記念日)は、前線を伴った低気圧が日本海を東進し、本州の日本海側を中心に雨が降りました。10日(土)は、低気圧や前線が日本列島を横断し、太平洋側では激しい雨が降った所もありました。17日(土)も九州から本州を低気圧や前線が通過し、東日本の太平洋側を中心にまとまった雨となりました。そして昨日24日(土)も梅雨前線が本州の南岸付近に停滞し、前線上を低気圧が東進しました。西日本から東日本の太平洋側を中心に大雨になったのは記憶に新しい所だと思います。
次の土曜日である31日はどうなるかというと、日本の南に停滞する梅雨前線が30日(金)から北上し、本州南岸付近に延びる見込みです。また、前線上を低気圧が進むでしょう。雨の降る所が多く、雷雨や雨脚の強まる所もあるでしょう。大雨になる可能性もありますので、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などにも注意が必要です。
●大雨の備え
大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。