
今週末の中国地方は、強い雨や風、黄砂、寒暖差に注意が必要です。黄砂や寒暖差で花粉症の症状が悪化しないよう、体調管理にお気をつけください。
●12日(土)夜は風が強まり横殴りの雨に
明日12日(土)の午前中は、中国地方は高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。午後は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夜は西から雨になる見込みです。
午後は南寄りの風が強まるでしょう。夜は横殴りの雨になり、西部を中心に強く降る所がある見込みです。
また、日中は暖かい空気が流れ込むため、最高気温は20℃前後になり、過ごしやすいでしょう。
●13日(日)は雨のち黄砂 風が冷たくなる
明後日13日(日)は、気圧の谷や湿った空気の影響で午前中は広く雨が降りますが、午後は西から雨がやむ見込みです。次第に晴れるでしょう。ただ、夕方から中国地方の上空には黄砂が飛来する見込みです。
また、雨がやんだ後は日本海から冷たい空気が流れ込む見込みです。このため、日本海側の地域を中心に、日中はあまり気温が上がらず、風が冷たく感じられるでしょう。前日12日(土)との寒暖差が大きい見込みです。
●14日(月)変わりやすい天気 黄砂や花粉に注意
週明けの14日(月)は、気圧の谷や日本海から流れ込む冷たい空気の影響を受ける見込みです。晴れたりくもったりで、雨の降る所があるでしょう。変わりやすい天気となる見込みです。また、14日(月)にかけて黄砂が飛来するでしょう。洗濯物の外干しや車への付着など、注意が必要です。また、ヒノキ花粉が中国地方の東部を中心に大量に飛散しています。外出の際はマスクやメガネなどで対策を万全にして、雨具を持っておくと良いでしょう。
日中の最高気温は20℃を超える所は少ない見込みです。風が冷たく、薄着だと肌寒く感じられそうです。
●黄砂や花粉を防いで快適に
中国地方はヒノキ花粉のピークが過ぎつつありますが、まだ中国地方の東部を中心に大量のヒノキ花粉が飛散しています。これに加えて、中国地方には13日(日)夕方から14日(月)にかけて黄砂が飛来する見込みです。
花粉や黄砂をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。
①外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
②室内を換気する際は、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。
また、今週末13日(日)から来週の初めにかけては冷たい空気の影響で、気温がこれまでほど上がらないでしょう。黄砂や寒暖差で、花粉症の症状が悪化しないよう体調管理にお気をつけください。