
明日6日(日)は、九州から東北にかけての広い範囲で急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風やひょうに注意が必要です。空が急に暗くなったり、ゴロゴロと雷の音が聞こえたりしたら、早めに安全な建物の中に移動してください。
●九州~近畿 朝を中心に雨や雷雨
明日6日(日)は気圧の谷が西日本から北日本を通過します。暖かく湿った空気が入る一方で、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
気圧の谷の通過に伴って、発達した雨雲や雷雲が西から東へと移動します。長く降り続く雨ではないものの、局地的にはザっと降り方が強まったり、雷が鳴ったりするでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。
九州は明け方まで、中国地方は朝までが雨のピークです。日中は天気が回復して晴れ間が広がるでしょう。
四国や近畿は明け方から昼前にかけて雨雲や雷雲がかかりやすくなります。いったん雨がやんで日が差しても、夕方までは急な雨にご注意ください。
●東海~東北 日中を中心に雨や雷雨
東海や北陸は、早い所では朝から雨雲がかかりはじめ、日中は広い範囲で雨が降るでしょう。雷を伴い雨脚が強まることもありそうです。落雷やひょうが降ることも考えられます。空が急に暗くなったり、ゴロゴロと雷の音が聞こえたりしたら、早めに安全な建物の中に移動してください。
関東は、日の差す所もありますが、昼頃からは雨が降りやすくなります。夕方にかけては所々で雨や雷雨となるでしょう。また、沿岸部を中心に南風が強まりそうです。傘が差しにくいくらいですので、お出かけはレインコートやタオルなどをお持ちになるとよさそうです。
東北も昼過ぎからはにわか雨の所があり、夕方から夜は広い範囲で雨や雷雨となるでしょう。お出かけの際に雨が降っていなくても雨具を忘れずにお持ちください。
●天気急変のサインは
急な強い雨、落雷や竜巻、ひょうをもたらすような積乱雲が近づく兆しは、大きく3つ挙げられます。
① 「真っ黒な雲が近づいてきた」
発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、天気急変のサインの一つです。
② 「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのもサインの一つです。
③ 「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な建物の中へ移動してください。