東海地方は、この週末は、各地でよく晴れて気温が上がるでしょう。夏日(最高気温25℃以上)が予想される所もあり、この暖かさで桜のつぼみも一気に成長が進みそうです。この先、気温は高めで、季節は一気に前進するでしょう。
●今日21日は日差し暖か 週末はさらに気温上昇
今日21日の東海地方は、朝は冷えたものの、よく晴れて気温も上がっています。夜にかけても、穏やかに晴れるでしょう。
日本付近には、徐々に暖かな空気が流れ込んできています。この先は、暖かな空気がしばらく優勢となりそうです。この週末は、各地で安定して晴れる見込みです。
気温は、今日21日よりもさらに上がり、初夏の陽気となるでしょう。夏日(最高気温25℃以上)が予想される所もあり、昼間は汗ばむ陽気の所もありそうです。ただ、朝晩は、10℃を下回るため、調節しやすい服装でお過ごしください。
また、岐阜県の積雪が多く残っている地域では、なだれや屋根からの落雪などに一層注意してください。
●週間天気 来週は短い周期で天気変化
来週は、短い周期で天気が変わりそうです。
24日(月)は、湿った空気が入るため、朝から雲が多いでしょう。夕方から夜は、雨の降る所がありますが、雨量は少ない見込みです。
25日(火)は、各地でよく晴れるでしょう。
26日(水)は、前線が日本海から南下するため、岐阜県を中心に、にわか雨の所がありそうです。太平洋側の地域は、大体晴れますが、一部でにわか雨があるでしょう。
27日(木)は、西から前線や低気圧が近づくため、天気は下り坂となる見込みです。28日(金)は、前線や低気圧が本州付近を通過するため、雨の一日となりそうです。風も強まる時間があるでしょう。
気温は高めで、曇りや雨の日でも、最高気温は20℃前後まで上がる見込みです。晴れる日は、汗ばむ陽気の所もあり、服装選びに注意が必要です。
また、花粉は、来週にかけても連日「極めて多い」予想となりそうです。ヒノキ花粉も飛びはじめています。対策を万全にしましょう。
●名古屋市内の桜 今日21日朝のつぼみの様子
日本気象協会中部支社の近くの公園では、今日21日朝の時点で、ソメイヨシノのつぼみは、まだ硬い状況でした。この週末からの暖かさで、つぼみは一気に膨らんでいきそうです。
●東海地方の桜 開花・満開予想
日本気象協会の最新の予想では、桜の開花は、名古屋と岐阜は3月26日、静岡は3月27日、津は3月29日、高山は4月11日になりそうです。来週は、桜の開花の便りが、続々と届きそうです。満開は、4月に入ってからとなるでしょう。天気予報も確認し、お花見の参考にしてみてください。
●桜の開花日とは
桜の開花日とは、標本木で5～6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日です。なお、胴咲き(枝ではなく幹や根から咲く)による開花は、通常の開花とは異なるプロセスによると考えられることから、5～6輪に含まれません。
観測の対象は多くの地域でソメイヨシノです。ただ、ソメイヨシノが生育できない地域である沖縄県から名瀬にかけてはヒカンザクラ、北海道地方の一部ではエゾヤマザクラが観測されています。
一般的に、桜は咲き始めてから1週間程度で満開を迎えます。
