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3連休明けの25日(火)にはようやく寒波が撤退し、厳しい寒さが和らぐでしょう。気温の上昇とともにスギ花粉の飛散が本格化しそうです。3月上旬からは東京など広くスギ花粉のピークとなるでしょう。
●今日21日 花粉の飛散量は「少ない」
今日21日(金)も強烈な寒波の影響で、厳しい寒さが続くでしょう。花粉の飛散量が急増することはなく、「少ない」見込みです。ただ、「少ない」飛散量でも症状がでる場合がありますので、花粉症の方は対策をすると安心です。
●連休明けから飛散が本格化
3連休明けの25日(火)にはようやく寒波が撤退する見込みです。厳しい寒さは和らぎ、春の暖かさになるでしょう。気温の上昇とともに花粉の飛散も本格化しそうです。
花粉は、25日(火)は静岡や高知、福岡で「やや多い」、26日(水)は東京や高知、福岡で「やや多い」、静岡で「多い」飛散となるでしょう。27日(木)は東京や高知で「やや多い」、静岡や福岡で「多い」飛散となる見込みです。花粉症の方は対策をなさってください。
●3月上旬は広くスギ花粉のピークに
スギ花粉のピークの時期は、福岡では2月末からとなる見込みです。3月上旬には、高松、広島、大阪、名古屋、金沢、東京、仙台など広い範囲でピークを迎えるでしょう。ピークの期間は10日間から1か月ほど続く見込みです。
また、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬で、期間は5日間から2週間ほど続くでしょう。
風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1cm2あたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
●花粉飛散量予測<例年比>
今シーズンの花粉飛散量は、例年(過去10年の平均)に比べると、九州から北海道にかけてのほとんどの地域で多く、四国・近畿地方は非常に多い所もあるでしょう。例年以上に万全な対策が必要になりそうです。
●外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。