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インフルエンザ発生状況 先週比約1.9倍 来週も寒さ続く 体調管理に注意


厚生労働省によると、令和6年第49週のインフルエンザ報告数は前週の約1.9倍に急増し、定点あたりの報告数も「9.03」となっています。この増加傾向は2週連続で続いています。指定医療機関の報告数も44,673と大幅に増加しました。 冬型の気候が続き、特に太平洋側では乾燥した晴天が見込まれ、インフルエンザへの注意が必要です。湿度の低下がノドの防御機能を弱め、感染リスクを高めるため、マスクの着用や手洗い、適度な加湿、栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠が推奨されています。 気温は全国的に低く、特に北部地域では厳しい寒さが続く見込みで、暖かい服装と室温の維持が推奨されています。

厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第49週(令和6年12月2日から令和6年12月8日まで)分の定点あたり報告数は、前週の約1.9倍に増えています。来週も、師走らしい寒さが続き、太平洋側では晴れて空気が乾燥します。年末で忙しい日々が続きますが、体調管理にご注意ください。

●インフルエンザ定点あたり報告数 先週の約1.9倍

昨日13日(金)、厚生労働省が発表した「インフルエンザの発生状況」によりますと、令和6年第49週(令和6年12月2日から令和6年12月8日まで)分の定点あたり報告数は「9.03」と、前週の「4.86」の約1.9倍となりました。先々週から先週にかけても約2倍の報告数でしたので、この2週間は1週間ごとに約2倍のペースで増えていることになります。

また、インフルエンザの指定医療機関の報告数は「44,673」と、前週の「24,027」より、急増しました。

厚生労働省は、手洗いや適切なマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。

●師走の寒さ続く

明日15日(日)からの1週間も、冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪が降るでしょう。太平洋側は晴れる日が多く、空気の乾燥が続きそうです。

気温は全国的に、平年並みか平年より低い予想です。札幌では一日を通して気温が0℃未満の真冬日の日もあり、厳しい寒さとなるでしょう。仙台や新潟は5℃前後の日が多く、東京や大阪、名古屋、福岡は10℃~13℃くらいの日が多くなる予想です。

年末も近づき、大掃除など水を使う機会も増えると思います。体が冷えないように出来る限り、暖かい服装や室温を保つようにしてください。また太平洋側を中心に空気カラカラの状態が続きますので、適度に加湿するのも良いでしょう。

●空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。

① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。
② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。
③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。

それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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