この先は強い寒気が流れ込み、北海道や東北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。7日から8日が寒気のピークとなりそうです。今のうちに車の冬装備など雪への備えを。
●強い寒気が南下 北海道は大雪やふぶきに
この先、日本付近は冬型の気圧配置が強まったり、弱まったりを繰り返すでしょう。上空には寒気が流れ込む見込みです。
7日から8日をピークに強い寒気が流れ込むでしょう。北海道付近には、上空1500メートル付近でマイナス12℃以下の強い寒気が流れ込み、大雪やふぶきで荒れた天気になりそうです。東北や北陸もマイナス6℃以下の寒気が流れ込み、北海道や東北だけでなく、北陸でも雪の降る所が多くなりそうです。一気に雪の量が増えるおそれもあり、車の立ち往生など注意が必要です。雪に備えて、今のうちに車の冬装備をしておくようにしてください。
●札幌では今季は初めての真冬日に?
強い寒気が流れ込むため、この先の気温の変化にも注意が必要です。札幌は今日4日の最高気温は5℃に届かないほどの寒さですが、7日と8日は、最高気温は0℃の予想です。今シーズン初めての真冬日(最高気温0℃未満)となるかもしれません。
関東から九州はここ数日は20℃前後まで上がる所もあり、12月とは思えないほどの暖かさになった所もありましたが、この先はそれほどの暖かさになることはないでしょう。季節外れの暖かさ一転、この時期らしい寒さになりそうです。冬のコートが活躍するでしょう。
7日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」ですが、いよいよ暦通りの寒さがやってくるでしょう。
●シーズン最初の雪に注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。